【MotoGP】Moto2の小椋藍が猛暑の中でごぼう抜き!19番グリッドから5位フィニッシュ
◇オートバイレースの世界最高峰MotoGP 2023年シーズンの第17戦 タイグランプリ Moto2クラス決勝(10月29日、タイ、チャーン・インターナショナル・サーキット) 【配信】MotoGPの貴重な配信・動画も見られる日テレスポーツ公式チャンネル Moto2クラスに参戦している小椋藍選手(イデミツ・ホンダ・チームアジア/カレックス)が苦しいスタート位置からの決勝レースで、ごぼう抜きを見せました。 このところ予選に苦しむ小椋選手は19番グリッドスタート。前日からその悔しさを隠しきれず、怒っているようにも見えた小椋選手。 決勝は7列目から。混乱やクラッシュなどにもまき込まれやすいスタート位置でした。 しかし、スタート直後に15番手につけると、酷暑の中、気迫の走りを見せます。 次々にライバルたちを抜き去り、5周目には10人抜きの9番手にポジションアップし、先頭のライダーも見える状況まで挽回します。 表彰台こそ逃しましたが14台抜きの5位でフィニッシュ。内容的にも結果的にも次につながるレースでした。 なお、チームメイトで日本グランプリウィナーのチャントラ選手(タイ/ホンダ)が地元グランプリで3位と大健闘。サーキットは興奮、熱狂の渦と化しました。 そのほかの日本人ライダーは、羽田太河(カレックス)が序盤で転倒リタイア。野左根航汰(カレックス)は22位フィニッシュでした。 ▽チームを通じての小椋選手のコメント 「今日は少し複雑な心境です。土曜日に起きたこと(上位の予選2進出ならず19番グリッド)を考えれば、今日のレース結果には満足しています。何人ものライバルを次々とパスして、良いポジションでレースを終えることができましたが、トップでゴールした2人は別の次元にいました。僕たち(チームメイトのチャントラ選手)も彼らと同じレベルにいなければなりません。何ができるのかをキチンと確認しながら、僕たちはさらに前進を続けます」 昨季は3勝で年間ランク2位だった小椋選手の優勝は見られるのか。来季はチームを移籍しての新たな挑戦が決まっているだけに、今季の残り3レースに期待がかかります。 ▽残りは3戦 11月10日-12日 マレーシア 11月17日-19日 カタール 11月24日-26日 バレンシア