湯浅京己、大勢、田口麗斗…リリーフエース故障&不振続出「原因は練習不足」 球数を投げることで体力を養うしかない?
【プロ野球実況中継】 プロ野球は各チームが30試合ほど消化しました。序盤戦を振り返って気になるのは各チーム、特にセ・リーグのリリーフエースの故障、不振です。 【写真】打球がイレギュラーし頭部に直撃、負傷したDeNAの宮崎 阪神の湯浅京己投手(25)は体調不良で開幕前から離脱、ようやくウエスタン・リーグで調整登板を開始。DeNAの山崎康晃投手(31)は不調で、森原康平投手(32)にストッパーの座を奪われています。巨人の大勢投手(24)は右肩の違和感で登録抹消。ヤクルトの田口麗斗投手(28)は左ふくらはぎを痛めてからいったん昇格したものの、セットアップエースの清水昇投手(27)とともに不調で戦列を離れました。 山崎康晃投手に関しては通算230セーブもマークしているのだから立派なものですが、あとのメンバーはまだまだこれからという段階。思えば一時代前のストッパーは〝鉄人〟がそろっていました。1000試合登板の岩瀬仁紀さん(49)、大魔神こと佐々木主浩さん(56)、現ヤクルト監督の高津臣吾さん(55)。正確には覚えていませんが、彼らの現役時代を振り返れば、故障で長期離脱することなく長きに渡りその座を守り続けました。 上記の3人のうちのある方に、なぜ強靭なストッパーが育たないのかきいてみました。「練習量が足りないんでしょう。今の若い人たちは筋肉をどんどん鍛える。そうすると速い球は投げられるようになるんです。でもそれと、そのボールをずっと投げ続ける体力を作ることは別だと思います」。突き詰めれば、ストッパーとはいえ、やはり球数を投げることで体力を養うしかないってことでしょうか? いずれにしても、現代野球は絶対的ストッパーの存在が優勝の必須条件。混戦セ・リーグもカギはそのへんにあるのでは? (フリーアナウンサー 松本秀夫)