名古屋港水族館でブタバナガメの赤ちゃんが誕生!繁殖成功は2年ぶり/愛知
名古屋港水族館(名古屋市港区)では、4月5~6日にかけて孵化した「ブタバナガメ(別名:スッポンモドキ)」の赤ちゃんの展示を開始した。同館での繁殖成功は2年ぶりとなり、2頭の親ガメから計30匹の赤ちゃんが誕生している。 ブタバナガメは、オーストラリア北部とニューギニア島南部に分布し、ごく限られた熱帯の淡水域にのみ生息。分類上は1科1属1種で、近い仲間のカメが存在しない非常に珍しい種類だ。その名の通り、前に大きく突き出たブタのような鼻が特徴的で、成長後は甲らの大きさ50cm、体重20kg以上にもなる。 ブタバナガメの赤ちゃんが展示されているのは、南館3階にあるオーストラリアの水辺。「まだまだ小さな赤ちゃんガメですが、特徴の“ブタバナ”は見ればすぐにわかります。 元気いっぱいに水面に向かって泳いだり、水槽の底で休んだり、かわいらしい姿をぜひご覧ください」と広報課の古橋さんは見どころを話す。