エルトン・ジョン、EGOTの仲間入りを果たした喜びを語る 米エンタメ界最高峰の4賞を制覇
テレビ界で最高峰の賞といわれるエミー賞授賞式が現地時間1月15日（月）に開催された。ドラマ部門では「メディア王 ～華麗なる一族～」、コメディ部門では「一流シェフのファミリーレストラン」、リミテッドシリーズ部門では「BEEF/ビーフ ～逆上～」が高い評価を獲得、賞をほぼ独占し注目を集めた。 【写真】豪華絢爛！ エミー賞2024、人気セレブたちのベストドレスを総覧
もう1つ大きな注目を集めたのがバラエティ特別番組賞（ライブ）。エルトン・ジョンの北米での最終公演となる、ロサンゼルスのドジャー・スタジアムでのコンサートの模様を収録した「エルトン・ジョン・ライヴ：Farewell from Dodger Stadium」が輝いた。エルトンは過去に映画『ライオン・キング』の「Can You Feel the Love Tonight」などでグラミー賞を5回授賞。同じく『ライオン・キング』と『ロケットマン』でアカデミー賞ことオスカーの歌曲賞を2回授賞、ミュージカル『アイーダ』でトニー賞を授賞している。今回のエミー賞受賞でテレビ界、音楽界、映画界、演劇界の賞をすべて制覇した通称EGOT（エミー賞、グラミー賞、オスカー、トニー賞の頭文字をとったもの）の1人となった。
授賞式を欠席したエルトンはスピーチの代わりにニュースサイト「E!」に声明を発表。「今夜、信じられないほど才能豊かなEGOT受賞者たちの仲間入りができて、身の引き締まる思いです」とコメントした。「この瞬間までの道のりは情熱と献身、そして世界中のファンの揺るぎない応援に満ちていました。これは芸術の力と、芸術がすべての人生にもたらす喜びの証しです。キャリアを通して私を支えてくれたすべての人に感謝しています」。
ちなみにこれまでオードリー・ヘップバーンやジョン・レジェンド、アンドルー・ロイド・ウェバーなど18人がEGOTを達成している。2022年には俳優のジェニファー・ハドソン、2023年には俳優のヴィオラ・デイヴィスが仲間入りしている。 授賞式ではエルトンの夫のデヴィッド・ファーニッシュとプロデューサーのベン・ウィンストンが代わりにトロフィーを受け取った。2021年に股関節の手術を受けていることなどからエルトンの体調を案じる声も上がったがウィンストンによると「彼はとても元気」だという。偉大な功績を改めて祝福したい。
