ロシア軍「大規模空爆」の情報、米国がキーウの大使館を一時閉鎖…ロシアの「偽情報」だったか
ロイター通信などによると、ウクライナの首都キーウにある米国大使館は20日朝、ロシア軍による「大規模な空爆」の可能性があるとの情報を入手し、万が一に備えて職員に避難を指示し、大使館を閉館した。その後、ウクライナ当局は、パニックを引き起こすため、ロシアが「偽情報」を拡散した疑いがあると指摘した。
前日の19日には、ウクライナ軍が米国製の長射程兵器「ATACMS」でロシア領内への攻撃に踏み切っていた。米国の対応を受け、イタリアとギリシャの大使館も同様に業務を停止し、閉館したという。
ウクライナ当局は、ロシアが「大規模な情報戦を仕掛けている」との認識を示した。ロイター通信によれば、米国務省の報道官は20日、米大使館について、21日にも通常業務を再開する見通しだと明らかにした。