闇バイト「関わってしまったら必ず助ける」 浅草署が高校生に講演
首都圏を中心に「闇バイト」による強盗などが相次いでいることを受け、警視庁浅草署は12日、東京都立浅草高校の生徒を対象に講演会を開いた。「高収入」「簡単に稼げる」「ホワイト案件」などの甘い言葉に誘われ、犯罪に加担しないよう注意を呼びかけた。 【写真で見る】相次ぐ凶悪強盗、防犯のポイントは? 講演では、浅草署生活安全課の斎藤耕太警部補が、10代の男性が知人から、「封筒を運ぶ」闇バイトを持ちかけられた事例を紹介。「やめたい」と断ったところ、指示役から「殺す」などと脅され、母親と一緒に警察に相談して保護されたと説明した。 斎藤警部補は「報酬はもらえず、大人たちに使い捨ての駒にされるので応募しないで。もし関わってしまったら必ず助けるので警察に相談してほしい」と呼びかけた。 講演を聴いた3年生の女子生徒(18)は「X(ツイッター)で『ホワイト案件』という投稿を見たことがある。身近に犯罪はあるものだと思い気をつけたい。周囲に闇バイトで悩んでいる人がいたら声をかけたり親に相談したりしたい」と話した。【森田采花】