大学生演劇 稽古に熱 4年ぶりギンガク合宿 5日上演、フォーラム 西和賀【岩手】
銀河ホール学生演劇合宿事業「ギンガク夏季合宿」は、西和賀町上野々の町文化創造館銀河ホールで行われている。新型コロナウイルス感染拡大の影響で夏季合宿の通常実施は4年ぶり。参加した大学生たちが町内旅館に宿泊しながら稽古に励み、5日に同ホールで作り上げた作品を上演する。 ◇ 同事業は同町の温泉文化と演劇文化を資源に全国の学生や若者を対象にした作品制作やワークショップの合宿プログラムで、2012年3月の「銀河ホール学生演劇祭」から始まった。一般財団法人ギンガクが主催し、毎年夏と冬に行っている合宿には12年間で延べ699人の学生が参加している。 合宿期間は3~6日で、立教大文学部教育学科の3年生と県内の希望者ら16人が参加し、演劇指導は同法人の森陽平代表理事(38)らが担当する。 テーマは「子どもたちからのSOSをめぐって」。上演する作品は盗難事件が起こった中学校が舞台で、犯人を捜す教諭と生徒のやりとりをメインとした討論演劇となっている。 5日の舞台上演とフォーラムは入場無料。時間は午後6時30分から1時間程度。予約不要で、誰でも鑑賞できる。