「24時間換気・常時換気」って普通の換気と何が違う?電気代はどのくらいかかってるの?
室内を換気する方法には、24時間換気システムを使用した常時換気と、お風呂場やトイレなどの換気扇を使った局所喚起があります。2003年には建築基準法が改正され、原則すべての住宅で24時間換気を行うことが義務づけられました。 しかし、換気システムを24時間作動させるにあたって、電気代がいくらかかるのか気になる方も多いと思います。 本記事では、24時間換気する場合にかかる電気代と、お風呂場やトイレなどの換気扇を使って換気した場合に換気扇のスイッチをその都度オフにしたときの電気代を比較してご紹介します。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
「24時間換気システム」とは?
家の中の空気は建材や家具から出る物質やホコリ・湿気などで汚れが発生しています。そのため、換気を行うことで汚れた空気を外に追い出し、外のきれいな空気を家の中に取り入れることが必要です。 現在は住宅において、1時間に室内の空気を半分入れ替える「24時間換気」を行うことが義務づけられています。 一般財団法人住宅金融普及協会によると、住宅に使われる換気方式は、給気と排気の両方を機械で行う「第1種換気」、給気を機械で、排気を壁に設けた排気口から自然に行う「第2種換気」、給気は自然に、排気は機械で行う「第3種換気」の3種類があるとのことです。
換気を24時間行った場合の電気代はいくら?
では、機械を使用した換気を24時間行った場合、電気代はどのくらいかかるのかを計算していきましょう。 1ヶ月の電気代を「1時間あたりの消費電力×24時間×30日×電力量料金の料金単価」、電力量料金の料金単価を29.80円/キロワットアワーで計算すると、消費電力5.6ワットの常時喚起用商品(8畳用)を例に挙げた場合「0.0056キロワット×24時間×30日×29.80円/キロワットアワー=約120円」となります。 お住まいの地域やご使用の換気システム、電力プランによって大きく異なる場合もありますが、この場合、24時間換気を機械で行った場合にかかる電気代は、1ヶ月約120円となります。