メーガン妃の友人ジャーナリストの暴露本、イギリス政界にも波紋 「爵位剥奪」の法案提出の動きも
イギリスマスコミを賑わせているロイヤルファミリーに関する新たな暴露本『Endgame(原題)』。メーガン妃はオプラ・ウィンフリーとのインタビューで「長男のアーチー王子を出産する前、子どもの肌の色がどれほど黒いか心配する発言をした人がロイヤルファミリーの中にいた」と悲痛な面持ちで語ったが、その発言者がオランダ語版で明かされるという事件が起きた。発売は直前でストップされたものの、そのオランダ語版を見たイギリスのテレビ司会者、ピアース・モーガンが2人の発言者の名前を番組で暴露するという騒ぎに発展している。 【写真】「メーガン妃と衣装がかぶっちゃいました」セレブ12名とメーガン妃のシンクロコーデ集
一部のイギリスマスコミは証拠がないとして名前を封じることを自粛しているが、発言者は2名とも超高位のロイヤル。王室もロイヤルファミリーもヘンリー王子のチームも沈黙を守っているが、当然世間は大騒ぎ。政治家で内務省国務相を務めているトム・トゥゲンハットも怒りを露わにしている。「ある人物が国王について率直に言ってまったく証明されていない戯言を書いた」と暴露本を批判。「これは単なる噂であり、伝聞。長年にわたって高い品位と優雅さを持って我が国に仕えてきた人物を貶めようとしているとしか思えない」と出演したテレビ番組で発言した。
新聞「デイリーメール」の報道によるとある議員はヘンリー王子とメーガン妃からサセックス公爵&公爵夫人の爵位を剥奪する法案を議会に提出しようと考えていることを明らかにしたそう。この人種差別発言の主はメーガン妃からチャールズ国王に宛てられた手紙の中に書かれていたという。国王のスタッフがスコビーにこの手紙の内容を見せるとは考えにくいことから、サセックスのチームがリークしたと見られている。
王子と妃の爵位についてはこれまでもネットフリックスのドキュメンタリー「ハリー&メーガン」が公開されたり、王子が回顧録を出版したりするたびに議論されてきた。とはいえ今回は証拠を上げずに「人種差別発言をした」と超高位のロイヤルを批判しているだけに事態は深刻だと同紙は見ている。これから王室や政治家たちがどのような動きを見せるのか注目が集まっている。