オンリーワンの価値創造へ 来春開業「福ビル」から「ワンビル」に
西日本鉄道は19日、福岡市・天神で2025年春に開業する「新福岡ビル(仮称)」を「ONE FUKUOKA BLDG.(ワン・フクオカ・ビルディング)」とすると正式発表した。地元で「福ビル」として親しまれてきた西鉄本社などのビルの略称は「ワンビル」とする。 【写真まとめ】九大箱崎跡地再開発の全景イメージ ビルは、多様な価値観が集まり出会う「創造交差点」をコンセプトに、新たなランドマークとしてビジネスや文化を生み出すことを目指す。「ワン(1)」には、始まりやオンリーワン、住所地の天神1丁目などの他、福ビル、天神コア、天神ビブレの三つのビルが一つになる意味を込めた。 また、6階の多目的施設を「ワン・フクオカ・カンファレンス・ホール」、18、19階のホテルを「ワン・フクオカ・ホテル」とすることや、それぞれのロゴも披露した。 ビルは福ビルなどの跡地約8600平方メートルに建ち、地上19階、地下4階、延べ床面積は約14万7000平方メートル。24年12月末に完成する。 林田浩一社長は「ビルの完成がゴールではない。新たな文化やビジネスを生み出す拠点にする責任を感じている」と語った。【下原知広】