「着差以上に強かったです」グランコージーが人気に応え重賞連勝/シアンモア記念
<シアンモア記念>◇12日=盛岡◇M1◇ダート1600メートル◇出走8頭◇1着賞金1000万円 グランコージー(牡7、千葉幸)が人気に応え、赤松杯に続く重賞連勝を果たした。勝ちタイムは1分38秒6。最内枠からハナを奪い、2番手から追いかけるヴァケーションに最後は1馬身差をつけてゴールした。一昨年のこのレースはヴァケーションに差された2着だったが、リベンジに成功した。 石川倭騎手は「ここ2走、いい形で競馬していたので、そのような形で進めるように心がけてゲートを出していきました。向こう正面はリラックスして馬のリズムで運べていたので、(手応え)十分な形でコーナーに入っていけましたし、後ろから来てからの反応も良かったです。終始余力のある感じで直線まで進むことができました。3コーナーあたりで並ばれそうなところもあったのですが、ここでハミを取ってくれればいいな、と。そこでしっかり反応してくれたので『うん、大丈夫だろう』と。隣の馬が来る分には辛抱してくれる、あとは後ろからの追い込みがなければ…、と思っていましたが、着差以上に強かったです。もう少しペースを上げてもいいくらいの余裕がある感じでしたね」とレースを振り返った。自身が岩手で2つめの重賞制覇となったことについては「それだけいい馬に乗せていただいているのは本当にありがたいです。もっと呼んでもらえるように結果を出していくので、ファンの皆さんにも楽しんでいただいて、応援していただけるようなレースをしていきますので、これからも応援よろしくお願いします」と呼びかけた。 管理する千葉師は「特に指示は出していませんでした。戦法は一択ですからね。枠順が良かったし、馬場傾向も良かった。ここまでも十分な調教をこなしていましたから自信を持って送り出せました。本当に期待通りのレースをしてくれたと思います」と納得の表情。今後に向けては「当面の目標はみちのく大賞典だと考えていますが、オーナーとも相談して決めたいと思います」と語った。