宗像・グローバルアリーナで「恐竜逃走中」 30体が体力測定後に鬼ごっこ
イベント「恐竜逃走中」が12月7日、グローバルアリーナ(宗像市吉留)の体育館で行われた。主催は宗像恐竜事務局。(宗像経済新聞) 【写真】反復横跳びをする恐竜 「むなかた子ども大学応援企画」の一環。当日は恐竜の着ぐるみを着用した大人と子ども、合わせて30体の恐竜が参加した。 テレビ番組「逃走中」をモチーフにした恐竜同士の鬼ごっこ企画「恐竜逃走中」に先立ち、恐竜たちは体力テストに挑戦。踏み台昇降、反復横跳び、20メートル・シャトルラン、フリースローの4種目を行った。恐竜着ぐるみは顔の部分だけ透明になっているフルカバーのスーツで手足が短い作りになっており、背面には長い尻尾があるため通常の動きがしづらくなっているのが特徴。各種目の測定時間は1分間と長めだったこともあり、4種目を終えた頃には大人恐竜には若干の疲労感が見られた一方、子ども恐竜たちは応援スタンド前を走り回って余裕の様子だった。 体力測定の後は「恐竜逃走中」を実施。着ぐるみに画用紙で作った大きな黒サングラスを貼り付けたハンター役恐竜から4分間逃げ回った。走り続けて息切れをしながら座り込む恐竜もあったが、参加者たちからは「楽しかった」という声が多く聞かれた。 子どもが同学年などで母親同士が仲良くなり、「面白そうなことは5人で楽しんでいる」という仲良しグループで参加した神谷三千代さんは「SNSで、恐竜着ぐるみを着て走っている恐竜イベントを見た時から一度やってみたかった。昨年初めて宗像ユリックスで開催された恐竜イベントに参加して楽しかったので今回は5人で参加した。大人が真剣に楽しめるイベントでとても面白かった」と話す。 同事務局スタッフの枇杷(びわ)光二さんは「宗像を盛り上げたいという思いから恐竜イベントを開催している。恐竜は大昔に環境変動などにより絶滅したが、生物の絶滅などにならないように自分たちの身の回りにある環境問題に関心を持ってもらいながら自然と触れ合ってほしい。子どもたちには、楽しくわくわくしながら海岸清掃などに参加してもらいたい。恐竜着ぐるみを着ることで初めて会った方ともコミュニケーションが取りやすくなるという面白さもあるので、今後も恐竜イベントを続けていきたい」と話す。 次回は2025年2月9日、大島のかんす海岸(大島)で恐竜大運動会を開催予定。
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