銭湯女子 熊谷実帆アナウンサーの「一湯一会」 ~湯上りは畳でごろん! 究極の癒し銭湯「金春湯」
【銭湯女子 熊谷実帆アナウンサーの「一湯一会」 第一湯】 ニッポン放送アナウンサー熊谷実帆です。私の趣味は仕事の後の銭湯・サウナ巡り。今まで巡った数は100か所以上! ちょっとしたもやもやも、たまった疲れもすべて忘れてデトックスできるあの時間がたまらないんです。 銭湯は、各銭湯ごとにお湯の特徴や内装にこだわりがあって、銭湯はまるで小さなテーマパークのよう! 行く先々で新たな発見があり、楽しい出会いがあります。 そんな銭湯やサウナが好きすぎて銭湯検定やサウナスパアドバイザーの資格も取得しました。このコラムではあなたもきっと行きたくなる珠玉の銭湯情報をお届けします。
初回はJR大崎駅から徒歩8分、「金春湯」です。昭和25年創業、老舗銭湯の金春湯。中に入ると、大きな窓から差し込む光が番台を明るく照らします。その日差しと同じくらい柔らかな笑顔で迎えてくれるのが角屋文隆さん。2019年までエンジニアとして働いていましたが、お母さまが足を負傷したことがきっかけで銭湯を手伝うようになりました。現在はエンジニアの会社を辞め、フリーのエンジニアと銭湯経営という二足のわらじを履いています。
室内は天井が高くて開放感たっぷり! お風呂でじっくり温まった後は、サウナに入室。木の扉を開けると……2段になったこじんまりした空間が待っています。木の香りに癒されながらたっぷり息を吸い込んで深呼吸。うーん、これは気持ちいい! 「金春湯」のサウナはBGMもTVもない静かな空間です。静寂の中で集中してととのうことができるのがいいですね。
温まった後は店主の角谷さんのこだわり、畳のくつろぎスペースで休憩しましょう。「遠慮される方もいますが、銭湯は乳幼児からOKなので、お子さんと一緒にくつろいでほしいんです」と角谷さん。たくさんの絵本やおもちゃが置いてあってお子さんたちも大喜び!例えばお母さんが髪を乾かしている間にここでお子さんが遊ぶこともできますし、家族にも優しい銭湯であることがよく分かります。