【NFL】WRクーパーのトレード後、残されたパスキャッチャーたちに期待するブラウンズHCステファンスキー
クーパーが2024年シーズンに著しく低調なスタートを切ったのは、ワトソンとの信頼関係の欠如が大きく影響していた。ブラウンズは今後、トップターゲットとなっていたクーパーを欠いた状態で前進していく。
現在も先発の座を維持していることから、ワトソンは水曜日にクーパーのビルズへの移籍について質問を受けた。
ワトソンはクーパーについて「一番大事なのはクーパーが俺のブラザーだってこと」と話している。
「この3年間、フィールド上はもちろん、特にフィールドの外でお互いのことを知ることができた。オフシーズンに一緒に過ごしたり、家族同士で会ったりした。俺が困難に直面しているときは助けてくれたし、逆に俺が彼を助けることもあった」
「自分だけじゃなくて、ロッカールームのみんなにとって、すごく大切な兄弟でありチームメイトでもある選手がトレードでいなくなるのは間違いなくつらい。でも、組織を信じ、(ジェネラルマネジャー/GMアンドリュー・ベリーや)ケビン、チームの上層部が計画していることを信じるしかないし、それは俺がどうにかできることじゃない。でもそれと同時に、間違いなく彼のことが恋しくなるだろうし、彼がこのチームや組織にフィールド上でもたらしてくれたすべてのことに感謝している」
チームがトップレシーバーを失うときは、程度の差こそあれ、失望感が伴うものだ。クーパーの落球は確かにチームの足を引っ張っていた(時には相手チームに有利な状況をもたらした)が、それでもクーパーはブラウンズ攻撃陣にとって重要な存在だった。クーパーがいなくなった今、ブラウンズファンにとっては32位に沈んでいるオフェンスが次の日曜日にまた結果を出せないだろうと考えてしまう理由が増えただけとなっている。
水曜日、ステファンスキーHCはコーチがよく使う言葉を用いながら、楽観的な雰囲気を醸し出そうとした。
「今一番大事なのは勝つことであり、戦うことだと、うちの選手たちは理解していると思う」と述べたステファンスキーHCは「実際、シーズン中に選手を失うことはある。ケガやトレード、理由はさまざまだが、その時が来たら、うちの選手たちはより一層力を発揮しなければならない」と続けている。