【共同通信杯】展開スローが多く先行力が求められる一戦 東大HCの本命はジャンタルマンタル
素質馬集結の出世レース
今週日曜日は東京競馬場でGⅢ・共同通信杯が行われる。朝日杯FSを勝ったジャンタルマンタルをはじめ、同2着エコロヴァルツ、新馬戦を快勝したジャスティンミラノやベラジオボンド、ホープフルS5着のミスタージーティーら粒ぞろいのメンバーが出走を予定している。 【京都記念2024 推奨馬】パワー型で時計のかかる馬場は歓迎、単勝回収率239%の好データ該当! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 21年勝ち馬のエフフォーリアや、22年1、2着のダノンベルーガとジオグリフなどGⅠ戦線で活躍する馬たちを多数送り出してきた大出世レース。ここを勝利し、クラシックへ向けて最高のスタートを切るのはどの馬か。今週も過去10年のデータをもとに馬券戦略を検討する。
折り合い+瞬発力がカギ
<共同通信杯 脚質別成績> 逃げ【0-2-1-9】勝率0.0%/連対率16.7%/複勝率25.0% 先行【6-3-5-17】勝率19.4%/連対率29.0%/複勝率45.2% 差し【3-5-3-26】勝率8.1%/連対率21.6%/複勝率29.7% 追込【1-0-1-27】勝率3.4%/連対率3.4%/複勝率6.9% 共同通信杯は近10年一度も前半5F60秒を切ったことがなく、少頭数のスローという傾向が続いている。特に最近は5年連続で前後半4Fの差が1秒以上つく(前半の方が遅い)ペースだ。 そのため先行策をとった馬が6勝2着3回、複勝率45.2%と好成績を残している。ただし、このうち上がり3F4位以下の馬は【1-2-5-17】勝率4.0%、複勝率32.0%。直線の長い東京コースでスローとなると瞬発力も求められる。 差し馬は【3-5-3-26】複勝率29.7%。悪くないが好位から進めた馬にはやや見劣る。また3番人気以内【2-4-3-6】複勝率60.0%、4番人気以下【1-1-0-20】複勝率9.1%と、人気薄差し馬の激走はあまり見られない。 馬群後方からの追込みは人気問わずめったに届かず、序盤からある程度のポジション、最低でも好位の一列後ろ辺りを取りにいかなければ1着は厳しいと言える。ましてや今回は出馬表を見ると積極的に逃げそうな馬が不在で、今年もスローになることが濃厚。差し馬よりも、先行実績のある馬を中心に買いたいところだ。