プリンセスプリンセス（中央が奥居香、1990年）

　吉川晃司と布袋寅泰によるユニット「COMPLEX」が、5月に東京ドーム公演を開催することが発表された。能登半島地震支援のためで、公演の利益全額が被災地復旧・復興のために寄付されるという。 【ランキングあり】もう一度みたい！1980～90年代バンド（1～12位） 　COMPLEXは1988年結成。約2年後に活動を休止したが、2011年の東日本大震災の復興支援のため、同年にチャリティーライブをおこなっている。今回の再結成は、それ以来となる。SNSなどでは、伝説的ロックユニットの復活に喜ぶファンの声が多数あがっている。 　そこで本誌は緊急アンケート調査を実施。「もう一度みたいと思うバンドは？」を全国の40・50代の男女500人に聞いた。対象としたのは、1980～90年代に活躍した日本の代表的なバンド12組だ。 　それでは「40代・50代がもう一度みたいバンド」トップ5からみていこう。 【第5位】REBECCA　55票 　1980年代後半に『フレンズ』『RASPBERRY DREAM（ラズベリー・ドリーム）』などがヒット。ボーカルのNOKKOはソロでも成功した。2015年に再結成したが、近年、活動はしていない。 「中学時代を思い出します。大好きな『フレンズ』がまた聴きたい！」（40代女性・兵庫県） 「NOKKOの独特の声が好きです。1980年代のライブも行きましたが、最高でした」（50代男性・千葉県） 【第4位】米米CLUB　61票 　1980年代後半から1990年代にかけて『浪漫飛行』『君がいるだけで』などのヒット曲を連発。奇抜なセットや衣装によるエンターテイメント性の高いライブで、高い人気を誇った。1997年に解散したが、2006年に再結成している。 「大所帯で繰り広げられるライブが本当にすごかった。他のバンドにはない魅力がある」（50代女性・神奈川県） 「『浪漫飛行』という曲がとにかく好きで、今でもカラオケでよく歌います。元気がもらえるバンド」（40代男性・岐阜県） 【第3位】プリンセス プリンセス　67票 　5人組ガールズバンド。1989年『Diamonds』が大ヒット、オリコン年間シングルチャートの1位に。1996年解散。2012年に再結成し、同年のNHK紅白歌合戦に出場した。 「中学高校時代にハマりまくった。再結成ライブにも行きました。ぜひまたライブを！」（40代女性・大阪府） 「青春の1ページ。仕事を始めたばかりで嫌なこともたくさんあったけど、彼女たちの詩で奮い立っていたことを思い出します」（50代男性・東京都） 「女性だけのバンドがまだ珍しく、女の子だけでもこんなカッコいい音が出せるんだと感動しました。今でも大好きです」（50代女性・静岡県） 【第2位】JUDY AND MARY　81票 　1993年デビュー。1996年発売のシングル『そばかす』がミリオンセラーに。2001年に解散。 「ボーカルのYUKIのキュートさと歌声が衝撃的でした。曲もポップなものが多く、今もカラオケで歌っています」（40代女性・滋賀県） 「自分の青春時代にドンピシャ。YUKIちゃん、今もかわいいままなのがすごい。ぜひ再結成ライブを！」（50代女性・奈良県） 【第1位】BOΦWY　118票 　1982年メジャーデビュー。『B・BLUE』『ONLY YOU』『Marionette ～マリオネット～』などがヒット。1988年の東京ドーム公演を最後に活動休止。再結成はおこなわれていない。影響力は大きく、その後多くのフォロワー的バンドが生まれている。 「氷室京介がいて布袋寅泰がいる。もうそれだけで奇跡と言っていい。全盛期のころはあまり知らないが、ぜひ再結成してほしい」（40代男性・山梨県） 「ブレイクする前、ドサ回り的に全国のライブハウスでやっていたとき、地元で観ました。あれは今でも自慢です」（50代男性・山形県） 「日本のロック史において、圧倒的な存在感。メンバー同士、決して和解できない諍いがあるらしいので、再結成は無理だろう。しかし、だからこそ余計に思いが募る」（50代女性・愛知県）