「上向いてきた」平原康多が連勝で通算500勝を達成!「眞杉と森田のお陰です」/玉野競輪G3
玉野競輪「開設73周年記念・瀬戸の王子杯争奪戦(G3)」は1日に2日目を終えた。初日特選から連勝ゴールで通算500勝を達成した平原康多(41歳・埼玉=87期)に話を聞いた。 初日特選は眞杉匠の先行から抜け出し1着スタートの平原康多。2日目は後輩・森田優弥の早めの巻き返しから差し切っての連勝ゴールで節目の500勝を達成した。 レース後、バンク内で行われた勝利者インタビュー&500勝達成インタビューでは「ここ最近はなかなか勝つことができていなかったので嬉しい。今回達成できたのも眞杉と森田のお陰です。(本田晴美に『連勝で勝ち上がったということは期待しても良いんでしょうか?』と聞かれ)頑張ります(苦笑)」とコメント。 その後の共同記者会見では「(500勝達成した率直な気持ちは)自分も年を取ったなという感じです(苦笑)。二次予選は車番も悪かったし、かなり不利な展開(東矢圭吾に突っ張られてしまう展開)になると思っていた。作戦はおおかたそれを見込んで考えていたし、森田が凄く頑張ってくれた。森田君が踏み出した時はすげーダッシュでしたよ(苦笑)」。 「3番手に東矢君が入ったのは分かっていたし、自力選手なので後ろをごっそり連れられたら困りますから。自分がうまく牽制できたかは分からないけど、ワンツーが決まって良かった。前回と同じ自転車で来たけど、煮詰めてきたのが良かったのか上向いてきたのかな」間に苦笑いを挟みながらも表情は穏やかだった。 「記念の初日特選はG1を走っている選手だし、そこで勝てたのは自信になりますよね。これが始まりだと思って頑張ります」と最後に締め括った。 前を走った森田に「(平原の)500勝まであと1勝って知っていたでしょう?」と聞かれ「えっ!? 知らなかったです…。精一杯走っているのでそんなに余裕はないですよ(苦笑)」との応えに記者全員が驚いたが、それはそれで森田らしい一面のように思えた。戻って来た平原に拍手をし、節目の記録達成を喜んでいた。リズム良く準決勝を迎える平原。この勢いで501勝を飾ってもらいたいところだ。(アオケイ・宮本記者)