シャキーラ、映画『バービー』を語って炎上中 「息子たちは去勢されたと感じていた」
2023年の大ヒット作『バービー』。マテルのトイドール、バービーを主人公に女性に対するダブルスタンダードや男女格差を描き出し、多様性や平等性の大切さを考えさせる野心作だった。女性たちを中心に支持され映画は2023年を代表する1作に、バービーはフェミニズムのアイコンになった。この作品をシャキーラが批判、物議を醸している。 【写真】リアルバービー！ マーゴット・ロビーの『バービー』プロモツアー、全衣装を追跡
シャキーラは最近雑誌『Allure』のインタビューで11歳と9歳の息子たちとこの作品を見にいったことを告白。「息子たちは嫌っていた。去勢的だと感じていた。私もある程度、そう思う」。息子たちが男性性を奪われたと感じていたと語った。
シャキーラ曰く「私は2人の息子たちを育てている。女性を尊重しているけれど私は息子たちにも自分たちがパワフルだと感じてほしい」。続けて「男性が男性である可能性を奪うことなく、その可能性を守り男性たちに与えつつ、女性を力づけようとするポップカルチャーが好き」「女性にあらゆる手段を与えることで、女性たちは本質性や女性らしさを失うことなく物事ができる。そう信頼する大切さを私は信じている。男性には社会における目的があり、女性にもまた別の目的がある。私たちは互いに補い合っている。その補い合いを失ってはならない」。
インタビュアーに「女性がすべてを担うべきではないのではないか」と聞かれるとシャキーラは「なぜそれを背負う価値のある人たち、それを背負う義務のある人たちと分担しないの？」。 この発言は『バービー』ファン、そしてシャキーラのファンをもざわつかせている。SNSには彼女が言った「男性が男である可能性」「女性らしさ」に疑問を呈する声、失望するコメントも寄せられている。あの映画は彼女の言うような「女性らしさ」「男性らしさ」、役割分担から解放されることの大切さも示していたという書き込みも。「せっかく『バービー』がそれを訴えていたのに、思春期前の男子に既存の役割を維持するべきだという態度をとるなんて残念だ」と嘆く人も多い。シャキーラがこれらの声にどう反応するのか注目が集まっている。
