集英社、賞金総額1億円の新人漫画賞を創設 大賞1000万円でヤングジャンプ編集部が総力
集英社は29日、2024年5月で創刊45周年を迎える『週刊ヤングジャンプ』の新人漫画賞「集英社青年漫画新人大賞」を創設し、同日より投稿受付をスタートさせた。『となりのヤングジャンプ』、『ヤンジャン!』編集部とも協力し、新たな才能と出会いに総力を挙げて取り組む賞金総額最大1億円、大賞賞金1000万円の漫画賞となる。 【画像】45の部門賞!集英社が創設した新人漫画賞の詳細ビジュアル 同漫画賞は、同誌が40周年を迎えた2019年に実施した「1億円40漫画賞」をもとにした賞で、具体的には部門数を40から45に拡大。各部門大賞から上位10作品が最終選考に進み、その中から選ばれる「大賞作品」には賞金1000万円を用意。青年漫画誌最大規模の漫画賞としてリニューアルさせた。 「1億円40漫画賞」では、「このマンガがすごい!2024 オトコ編」(宝島社)1位に輝いた『ダイヤモンドの功罪』の平井大橋氏をはじめ、多くの連載作家を輩出した。 作品投稿は郵送、持ち込みの他、公式特設サイトのWEBフォームからも受付ける。投稿締め切りは7月31日まで。応募資格はプロアマ問わず、性別、年齢、国籍も不問。ページ数無制限で日本語の作品のみ受け付ける。 ■「週刊ヤングジャンプ」編集長 増澤吉和コメント 本年5月をもちましてヤングジャンプは創刊45周年を迎えます。その節目を記念して「集英社青年漫画新人大賞」を創設します。賞金総額最大1億円、テーマ45部門、超一流の審査員。どれをとっても漫画界最大の漫画賞です。来たる次の10年、50年、100年……漫画をもっと面白く、漫画界を、いや世界をもっと熱くしていきたい。ヤングジャンプは本気でそう思っています。この漫画道、一緒に歩んでくれる皆さんのご応募、心よりお待ちしております。 ■「となりのヤングジャンプ」編集長 西村新平コメント 1億円40漫画賞受賞者から多くの方がとなりのヤングジャンプで連載デビューしています。部門が多い分自由度も高く、様々な可能性の道が開かれています。新人からプロの作家さんまで、この漫画賞での新たな出会いを楽しみにしています。 ■「ヤンジャン!」編集長 春日井宏往コメント ヤングジャンプ40周年の際に行われた1億円40漫画賞では多くの応募者の中からきらめく才能が集まりました。『ダイヤモンドの功罪』の平井大橋氏もその一人です。価値観の多様化やマンガ文化の深化により、作品性や掲載媒体、売り方も更に複雑多岐になってます。だからこそ作家や編集がしっかり狙いを持って作品を作り、出版社が支援していくべき時代、私たちも万全の体制で皆さんを待ってます。新たな才能との出会いが楽しみです。 ■審査員 ・各部門選考 ヤングジャンプ編集部、ヤングジャンプデジタル編集部 ・最終選考 ※作家名五十音順 赤坂アカ氏 (『かぐや様は告らせたい』『【推しの子】』原作) 奥浩哉氏 (『GANTZ』) 迫稔雄氏 (『嘘喰い』) 野田サトル氏 (『ゴールデンカムイ』) 原泰久氏 (『キングダム』) ONE氏 (『ワンパンマン』原作) ■各賞賞金 <最終選考> 大賞:1000万円 準大賞:500万円 審査員特別賞:300万円 最終選考進出賞:100万円 <部門選考> 部門大賞:50万円 部門準大賞:30万円 特別賞:10万円 ※各部門大賞受賞者の中から、上位10作品が最終選考の対象。 ※各部門大賞は1作品とは限らず、また全ての部門で大賞が出るとは限らない。 ※大賞~特別賞まで全て含めた賞金総額が最大で1億円となる。