©︎2025 映画「ゆきてかへらぬ」製作委員会

広瀬すず主演映画『ゆきてかへらぬ』が2025年2月21日(金)より全国公開されることが決定し、木戸大聖と岡田将生が出演することが解禁された。 【動画】広瀬すずが「私たち、神経と神経で繋がろうとしましたの」と意味深な台詞を語る『ゆきてかへらぬ』特報 本作は大正時代を舞台に、実在した女優の長谷川泰子と詩人の中原中也、文芸評論家の小林秀雄という男女3人の壮絶な愛と青春の物語。『探偵物語』や『ヴィヨンの妻 ～桜桃とタンポポ～』の根岸吉太郎監督が16年ぶりにメガホンを取り、脚本は『ツィゴイネルワイゼン』や『セーラー服と機関銃』の田中陽造が手掛けた。 まだ芽の出ない女優・長谷川泰子（広瀬すず）は、のちに不世出の天才詩人と呼ばれることになる青年・中原中也と出逢う。どこか虚勢を張り合うふたりは互いに惹かれ、一緒に暮らしはじめる。その後東京に引っ越したふたりの元を、中也の友人で、のちに日本を代表することになる文芸評論家・小林秀雄が訪ねてくる。偶然ともいえるその出逢いが、やがて3人の運命を狂わせていく。 Netflixの『First Love 初恋』で佐藤健の若き日の姿を演じ鮮烈な印象を残し、現在はフジテレビ系の月9ドラマ『海のはじまり』への出演や、劇場アニメ『きみの色』（8月30日公開）でトリプル主演を務めるなど、近年活躍がめざましい若手俳優・木戸大聖は中原中也を演じる。本作での初々しく瑞々しい木戸の演技は、これまで映画・ドラマで描かれてきた畢生の天才詩人・中原中也のイメージを大胆に塗り替えた。 映画『ラストマイル』（8月23日公開）や現在放送中のNHK連続テレビ小説『虎に翼』で連日話題沸騰中の名優・岡田将生が扮するのは、泰子と中也の関係性をある意味唯一無二のものにしたとも言えるキーパーソン・小林秀雄。ある時は冷静に、ある時は情熱のままに、中也に惹かれて泰子にも惹かれる小林の姿は、21世紀を生きるわたしたちにも訴求する現代性がある。 新キャスト発表にあわせて特報映像も解禁。映像はドビュッシーの「月の光」をBGMに、メリーゴーランドやボートで遊ぶ泰子、中也、小林の姿から始まる。その3人の姿に「私たち、神経と神経で繋がろうとしましたの」という泰子の意味深な台詞が重ねられ、中也とはあどけない笑顔を交わし、小林とは激しく求めあう、男2人の間で揺れ動く泰子の姿や、一方で兄弟のように肩を寄せ合い詩を朗読する中也と小林の姿が映されていく。後戻りできない青い春を必死に駆け抜けた若者たちの、複雑に揺れ動く心情と歪な関係性が垣間見える映像となっている。 ■木戸大聖（中原中也役）コメント 詩人・中原中也という大役をいただき、根岸監督の演出を受けることができたのは、本当に貴重な経験で、今後の俳優人生に活かせることを沢山教わりました。監督は3人の関係性を「自己中のぶつかり合い」と仰っていましたが、すずちゃんと将生さんとの芝居の日々は、毎日が刺激的で楽しかったです。おふたりのことは、ずっと映画やドラマで観てきたので、最初は緊張しましたが、最終的には中也として2人にぶつかって行くことができたのかなと思います。ぜひ注目してください。 ■岡田将生（小林秀雄役）コメント 約40年前に書かれたこの脚本に、一目惚れしました。そして今しかないという奇跡的なタイミングで、小林秀雄を演じる機会をもらうことができました。もう5年10年早かったら、演じられなかった役だと思いますし、なにより憧れの根岸監督と、ようやくお仕事することができて、心が踊りました。 広瀬さんの泰子はミステリアスで魅力的で、木戸くんは本当に中原中也がそこにいるようでした。そんなふたりを見ていると、次第に小林自身の感情と重なっていきました。本当に素晴らしい作品です。どうぞ楽しみにしていてください。