武田薬品・アステラス・中外、大手製薬会社「採用大学」ランキング2023最新版!エリート大のめまぐるしい頂上決戦
コロナ禍を脱し、日経平均株価が過去最高値を記録するなど経済が大きく変わろうとしている。そんな中、主要企業はどの大学から学生を採用したのか。業界別・企業別に2023年「採用大学」ランキングを作成した。今回は、武田薬品工業、アステラス製薬、中外製薬の大手製薬会社のランキングをお届けする。(文/ダイヤモンド・ライフ編集部、データ提供/大学通信) 【4位以下のランキング表はこちら】 ● 22年のランキングは 2年連続で同じ大学が1位 近年、医薬品のライフサイクルが短くなり、会社の業績が変動しやすくなっている。また、新薬の開発難易度も上がっている。 以前は特定の病気の治療薬が主力であっても、今は異なる病気の治療薬が主力になっている。そんな状況も珍しくない。 医薬品各社は、これまで業績が比較的安定していたが、今後は独占販売期間が認められた主力製品の特許が切れるなど、経営環境が変わる可能性がある。そのため、状況に応じて柔軟に必要な人材を採用したいというニーズが高まっている。 22年の大手製薬会社の採用大学ランキングを見ると、1位は2年連続で、武田薬品工業が大阪大学、アステラス製薬と中外製薬が東京大学だった。 果たして、23年のランキングに変化はあったのだろうか。
● 武田薬品とアステラスで 1位が入れ替わった 23年のランキングでは、武田薬品工業は1位が京都大学と横浜市立大学、3位は筑波大学と大阪大学がそれぞれ並んだ。同社は国公立大学や有名私立大学など幅広い範囲の学生を採用していることが分かる。 アステラス製薬は、前年7位だった筑波大学が1位に上昇し、2位には東京大学と京都大学が並んだ。武田薬品工業とアステラス製薬では、2年連続で同じだった1位が入れ替わった形だ。 一方、中外製薬は、前年と同様に1位は東京大学だった。前年8位だった九州大学が2位に、同じ順位だった大阪大学が3位に上昇した。 *この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。 【ランキング表の見方】 医科・歯科の単科大等を除く全国749大学に2023年春の就職状況を調査。567大学から得た回答を基にランキングを作成した。就職者数にグループ企業を含む場合がある。大学により、一部の学部・研究科を含まない場合がある。東京大学は「東京大学新聞」、京都大学は「京都大学新聞」より集計。大阪公立大は統合前の大阪市立大と大阪府立大の実績を掲載した。企業名は大学通信の調査方法にのっとって表記しており、正式名称と異なる場合がある。(調査/大学通信)
ダイヤモンド・ライフ編集部