「“パ・リーグは儲からない”って思っていたでしょ?」堀江貴文が2004年に“プロ野球新規参入”を目指した理由とは?
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、常連客・堀江貴文さんと放送作家・鈴木おさむさん。ここでは、2004年に堀江さんがプロ野球(NPB)への新規参入を目指した理由を明かしました。
◆堀江が新球団設立に名乗りを上げた理由
堀江:福岡にプロ野球の球団(九州アジアリーグ/福岡北九州フェニックス(現・北九州下関フェニックス))を作ったんですね。NPB(プロ野球運営組織の日本野球機構)じゃないんだけど、作ってみたら“別にNPBである必要があるのかな?”と思うようになって。そもそも、僕が(当時の大阪近鉄バファローズを)買おうとしたとき、みんな“パ・リーグは儲からない”って思っていたでしょ? 大赤字だろうって。 鈴木:思った。 堀江:でも、福岡ダイエーホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)って、2003年の時点で、平日の夜でも満員御礼だったんです。だけど、当時はパ・リーグの試合ってテレビで放送されないし、報道もされないから、東京の人は何にも知らないわけですよ。 鈴木:うんうん。 堀江:でも多分、パ・リーグのほかの球団は知っていたんですよね。だから、日本ハムは、いち早くそれに気づいて北海道に行ったんですよね。なぜかというと、当時はメールが登場してきたタイミングで、それ以前は家の電話とかで連絡を取っていたのが、メールによって“今晩、飲みに行こうよ”ってすぐに誘えるようになった。だけど、東京だと(急に誘っても)娯楽がいっぱいあるんですけど、福岡は選択肢がなかったんですよね。 鈴木:コミュニティの1つというか、遊びの1つが野球場ってことね。 堀江:そう。だから、野球にそこまで興味のない人も結構観に行っていたと思うんですよ。 鈴木:“酒を飲みに行っている”っていう感覚もあるのかな? 良く言うよね、“(野球場は)巨大居酒屋”って。 堀江:当時の俺も“巨大居酒屋だ”って思ったから、仙台市で(球団経営をおこなえば)……っていうか、“むしろ仙台なら100%盛り上がる!”って思ったの。