「口座が資金洗浄に使われている」警察官をかたる男らからうその電話 70代男性が約1800万円だまし取られる
テレビ高知
警察官を名乗る男らのうその電話をきっかけに高知市の70代男性が現金およそ1800万円を騙し取られていたことが分かりました。 【写真を見る】「口座が資金洗浄に使われている」警察官をかたる男らからうその電話 70代男性が約1800万円だまし取られる 高知県警によりますと2024年11月27日、高知市で一人暮らしをする70代男性の固定電話に自動音声での案内があり、その後、警視庁の警察官を名乗る男から「暴力団の男を捕まえた。家からあなた名義の通帳と携帯電話が発見され、男は薬物の利益の一部をあなたに渡した」などと言われました。さらに「口座が資金洗浄に使われている。口座を空にする必要がある」と言われたことから、男性は定期預金の口座から複数回に渡り引き落とした現金を自宅に保管。その後、12月11日に事件の担当検事を名乗る男から「捜査員が紙幣の調査のため回収に行く。預貯金を玄関先に置くよう」言われ、男性は紙袋に入れた現金およそ1800万円を玄関先に置いて離れたところ、そのまま騙し取られたということです。 男性は年末に帰省した息子に事情を話し、元日に最寄りの警察署に相談したことで事件が発覚しました。県内では2025年に特殊詐欺の被害がすでに2件発生していて、被害総額はおよそ2050万円にのぼっています。 県警は「警察が犯罪の内容を電話で話すことはない。冷静になって警察署に相談してほしい」と呼びかけています。
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