絶好調AZで幅を利かせる日本代表が、欧州でも“滅多にいないSB”へと進化中!怒涛の2024年を終えて「もう一度自分を見つめ直したい」【現地発】
2025年はアシスト、ゴールとより目に見える形での成果を
ELのゴールとは12月12日、ルドゴレツ(ブルガリア)戦で右からの折り返しを、左足で巧みに合わせてゴール左隅に蹴り込んだもの。左ウイングのルベン・ファン・ボメルとのエピソードを交え、毎熊がAZ移籍後の公式戦初ゴールを振り返ってくれた。 「やっとひとつ、取れたな、というのがありました。アップが終わった後に、ルベンがいきなり『今日はお前が点を決める』と言ってきたので、冗談っぽく『お前がアシストしてね』と話しましたけど、1点目はルベンが決めたので『お前が決めたじゃないか』『俺が決めちゃった』みたいなのをお互いに言ってました。それから自分が2点目を決めたので、ルベンに抱きつきに行ったんです。決めた直後も試合後も『だから言っただろ』と話してました(笑)」 12月18日のKNVBカップ、対フローニンゲン戦(3-1)では出場予定がなかった毎熊だが、左SBのメラー・ウォルフェがアップ中に体調を崩し、急きょ28分からピッチに入った(ポジションは右SB)。 「左SBの選手が準備していたんですが、アップが終わるギリギリに、コーチから『お前が準備しておけ』と言われて出番があったので、ビックリしました」 こんなアクシデントのなかでも、しっかりプレアシストで2-1の勝ち越しゴールに関与した毎熊。25年はプレアシストばかりでなく、アシスト、ゴールとより目に見える形での成果を残すと誓った。 取材・文●中田 徹
【関連記事】
- 「日本人ばっかり出して」「弱いじゃないか!」ファンが不満を抱いたSTVVが100周年で挑む“ユース育成改革”の全容~立石敬之CEOに訊く【現地発】
- 「欧州組を呼ぶ意味がよく分かった」NEC小川航基が森保ジャパンから得た“リアルな刺激”「自分も食い込んでいきたい」【現地発】
- 「五輪に呼べないくらい活躍したい」ベルギーで存在感を増す19歳日本人FWが見据える“進化のカタチ”。「嫌ではないから潰れ役でもいい」【現地発】
- 「いちサッカー選手として黙ってられない」娯楽性を提供も勝ち切れず…STVV伊藤涼太郎が悩める胸中を吐露。「ホントに、実力不足ですね」【現地発】
- 堂々と英語でたっぷり1時間30分! 小川航基、佐野航大、塩貝健人のNEC三人衆による“通訳なしノンストップ会見”に蘭メディアが爆笑連発!【現地発】