老後対策と節税のため「iDeCo」を始めようと申し込みました。しかし「不該当」の通知が来たのですが、なぜでしょうか?
iDeCo(個人型確定拠出年金)を申し込んだら「不該当」の通知が届いた、という方がいらっしゃるかもしれません。この場合の「不該当」とは、「iDeCoの加入申出が不成立となった」ことを意味します。 本記事では、なぜ不該当となったのか、それに対しどのように対応したら良いかについて解説します。不該当の通知が来た方だけでなく、これから申し込みをしようとされている方にとっても参考になると思いますので、ぜひ最後までお読みください。
不該当の理由
iDeCoへの加入申出が不成立となった方には、国民年金基金連合会より「加入者資格不該当通知書」が送付されます。この通知書には、iDeCoへの加入申出が受理できなかった旨とその理由が記載されています。 iDeCo公式サイトによると、不該当となる理由は、以下のとおりです。 ●生年月日相違(加入申出書に記入された生年月日が相違している) ●性別相違(加入申出書に記入された性別が相違している) ●被保険者種別相違(国民年金または厚生年金の被保険者記録と個人型年金の記録が相違している) ●国民年金で死亡扱い(国民年金の被保険者記録が死亡扱いとなっている) ●国民年金保険料免除対象者(国民年金の被保険者記録が保険料免除該当になっている) ●iDeCo掛金額が限度額超過(国民年金)(加入申出書に記入された個人型年金掛金額が拠出限度額を超えている) ●公的老齢年金受給者(公的老齢年金を受給している) ●iDeCo老齢給付金受給者(iDeCoの老齢給付金を受給している) ●基礎年金番号記録なし(加入申出された基礎年金番号では記録がなかった) ●マッチング拠出利用(マッチング拠出を実施している) ●年単位拠出利用(企業年金掛金が年単位拠出である) ●他年金相違(加入申出書に記入された企業年金制度等が相違している) ●iDeCo掛金額が限度額超過(企業年金)(加入申出書に記入された個人型年金掛金額と他の企業年金掛金額の合計額が拠出限度額を超えている) 通知書には、上記理由のいずれかが記載されているはずです。通知書が届いたら、まずは理由を確認してみましょう。