石井明美さんが中学校でヒット曲「CHA-CHA-CHA」披露 創立70周年の埼玉・与野西中 生徒の思いが詰まった記念の歌も歌唱 式典では同校卒業生のサッカー選手・川島永嗣さんからメッセージも
埼玉県さいたま市中央区の市立与野西中学校が今年で創立70年を迎え、記念式典が7日に同校体育館で行われた。歌手の石井明美さん(59)による記念公演も行われ、生徒の思いが詰まった歌「You can do anything」を披露した。 ハライチ・岩井さん“県民対決”番組は「言うことなくて」…「熊谷、秩父は群馬で、県南部は東京のはずれ」
この歌は70周年記念事業「未来創造ソング」の一環で、職員の中から「形に残るものではなく心に残るものができないか」という意見が出たことから企画が始まった。生徒会が主体となり、歌詞は「元気が出る言葉」をテーマに生徒から募集。前校長を通じて石井さんに歌手を依頼したところ、本人が「コンセプトに共感できた」と快諾した。 生徒から集めたフレーズを元に石井さんらが曲を制作。歌には「太陽に負けない笑顔」「自分を信じて行こうよ」などと明るい言葉や、「榧(かや)の木」といった地元のシンボルが盛り込んである。「この歌を中学生で読むのと、大人になってから読むのとでは違って見える。いつまでも諦めない心を忘れないでほしい」と思いを込めた。 記念公演では、未来創造ソングのほかに、石井さんのヒット曲「CHA-CHA-CHA」などを披露。ステージ上では石井さんが歌とダンスを掛け合わせたパフォーマンスで会場を盛り上げ、生徒たちは手拍子や元気な歓声で応えた。
公演を終え、石井さんは「中学生の前で歌うのは新鮮だった。曲を覚えてくれている人もいて、会場が一つになった気がした」と充実の表情だった。未来創造ソングは同校の第二の校歌として、体育祭や合唱コンクールなどでも歌われる予定だ。 式典では生徒会による与野西中70年の歩みの紹介、同校の卒業生でプロサッカー選手の川島永嗣選手からのビデオメッセージも届いた。川島選手は「中学生のころはサッカー選手になれるとも、日本代表に選ばれるとも思っていなかった。今やっていることを諦めずに思いっきりやってもらいたい」と寄せた。