「おもちゃカボチャ」の出荷最盛 ハロウィーンへ〝準備OK〟 北海道秩父別町
手作業で磨き上げる
北海道秩父別町で、ハロウィーン向けに販売する観賞用の「おもちゃカボチャ」の出荷が佳境を迎えている。 【動画で見る】多種多様なカボチャ 同町を含む北空知地域はおもちゃカボチャの全国的な産地。拳サイズで個性的な模様が特徴の「恐竜のたまご」や、大きな物では100キロ以上にもなる巨大な「アトランティックジャイアント」など、さまざまな色や形のカボチャを約50戸が12ヘクタールで生産している。 同町の農家、中西亜紀子さん(50)のハウスでは、収穫したカボチャをずらりと並べ風乾している。手作業で磨き上げ、箱詰めする作業に追われる。 北空知広域農業協同組合連合会では、9月上旬から出荷を始め、主に関東や関西の市場に出荷。今年も品質が良く豊作で、20万玉以上の出荷を見込んでいる。中西さんは「かわいいカボチャをたくさんの人に見て触ってもらい、ハロウィーンを楽しんでほしい」と笑顔で話す。(山田凌)
日本農業新聞