レッズの“新怪物”が二盗×2、三盗×2 自身初の1試合4盗塁で両リーグ最速30盗塁
◆米大リーグ ドジャース―レッズ(16日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) レッズのエリー・デラクルス内野手(22)が自身初の1試合4盗塁で両リーグ最速の30盗塁に達した。 「2番・遊撃」で先発出場。初回に中前打で塁に出ると、1死後、4番・スティアの初球にスタート。両足で飛ぶようにスタートし、やや遅れたように見えたがベース間で加速。長い足で一歩が大きく、悠々セーフとなった。4回先頭では左翼線二塁打を放ち、続く3番・フォードの初球に三盗を決めた。ドジャース先発のグラスノーのやや大きいモーションを見逃すわけがなかった。 極めつきは5回。1死から四球を選び、3打席連続で出塁。警戒されている中でフォードの初球に二盗を決め、さらに4球目には三盗と駆け回った。1試合4盗塁は自身初。メジャーデビューした昨季は98試合で35盗塁だったが、今季は出場44試合目で早くも「30」の大台に乗せた。 レッズの“新怪物”はすでに9本塁打と長打力も兼ね備えている。昨季は当時エンゼルスの大谷と対戦した際に塁上で“ツンツン”し、本当に実在するか確認した様子が話題となっていた。この日の試合前には日米メディアの取材に応じ、「彼(大谷)とはまた会いたい。なぜなら、前回彼と会った時、彼はナイスだったから。たぶん彼はまたナイスだと思うから」と話していた。初回に大谷が盗塁を決めた際には、遊撃の守備位置から大谷と言葉を交わす姿が見られた。
報知新聞社