今治・大三島のボディーケアサロンが島内移転 店名も新たにリニューアル
今治・大三島のボディーケアサロン「深呼吸の家 つむぎ」が11月22日に移転し、「大三島リトリートハウス tsumugi(つむぎ)」(今治市大三島町宮浦)として営業を始めた。(今治経済新聞) 【写真】大三島リトリートハウス tsumugiのボディーケアサロン 店主は、整体や気功などを手がけるセラピストの黒川真さんと彩子さん夫婦。移転のきっかけは、「理想に抜群に近い物件に出合ったから」と真さん。これまで自宅の一室をサロンとして使ってきたが、新たに元歯科医院の店舗兼住宅を購入し、改修。12畳のボディーケアサロンのほか、新たに6人まで宿泊できるスペースを設け、滞在型のリトリート体験を提供する予定だという。 現在提供するボディーケアのメニューは、全身整体(30分=5,000円、60分=1万円)、気功調整(30分=4,000円、60分=8,000円)、黄土漢方よもぎ蒸し(1回=4,500円)など。自然の中でのボディーケアや瞑想(めいそう)体験などを組み合わせた大三島ガイドツアー(120分まで=4,000円、240分まで=7,700円)も提供する。一部メニューに島民割引もある。 2人は2021年、首都圏から家族で移住。彩子さんの出身地である今治を東京出身の真さんが気に入り、コロナ禍を機に住まいを移した。彩子さんは旧市内の出身だが、大三島を新居地に選んだ理由について、「家族に連れられて幼い頃から大三島を訪れる機会が多かった。島の空気感に癒やされ、落ち着く感じが好きだった」と振り返る。真さんは「帰省の度に大三島にも何度か訪れ、先輩移住者に暮らしぶりを見せてもらうなどしてきた」と話す。 同年9月に島内で店を構えてからは、首都圏でのつながりを生かして、大三島島内での海や山をフィールドにしたアクティビティーと瞑想などを組み合わせたリトリートツアーを5回ほど主催。これまでに30~40人ほどを島で受け入れる中で、「サロンだけでなく宿泊できるスペースも持てれば」と考えてきたという。 今後について、「大三島は『神の島』と呼ばれるように、土地のエネルギーがあると感じている。体や心をリセットする場所になれれば」と彩子さん。真さんは「日常に疲れを感じた人に、ふらっと立ち寄って癒やされて帰ってもらえたら」と意気込む。 3月までのプレオープン期間の営業時間は10時~19時。要予約。宿泊は1月頃の提供開始を目指す。
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