首位DeNAの4番・筒香の何が変わったか?
筒香自身は、「走者のいる場面では、なんとしてでもと言う気持ちで、ランナーを返すことだけを考えている。4番として全試合に出て、自分がチームを引っ張るんだという気持ちでやっている。1年間出て、勝ちに貢献できる一打を打ちたい」と謙虚に語っている。 掛布氏は、さらに、こう言う。 「これからはインサイドをバッターボックスのラインあたりから攻めてこられる。元々は厳しいインサイドと外の揺さぶり、上下の揺さぶりに弱かったわけだからね。そこで崩されることなく乗り切ることができれば、今度は、ピッチャーが逃げる、弱さを見せる。そうなったときが、本当に大打者といわれる粋。タイトルに手が届く瞬間でもあるだろう。横浜DeNAはグリエル問題で揺れているが、筒香が一本立ちをすれば、グリエルがいなくとも打線については大丈夫ではないだろうか」 今の段階でタイトルの話など書くと笑われるかもしれないが、セ・リーグの日本人本塁打王を獲得することになれば、2008年の村田修一以来、7年ぶりとなる。 「まだまだ未熟な部分ある、もっともっと信頼される4番になれるように」と語る筒香のバットが、このままチームを悲願の優勝へと引っ張っていくことができるのだろうか。