渡米5年目もマイナー契約…筒香嘉智「メジャー昇格が絶望的でも」日本球界に復帰しない「特殊事情」
またもマイナー契約のようだ。 渡米5年目を迎える筒香嘉智(32)である。12月9日に『ニューヨーク・ポスト』のジョン・ヘイマン記者が、筒香がジャイアンツと再契約したと報道。詳細は明らかになっていないがマイナー契約で合意したという。春季キャンプには招待選手として参加しメジャー昇格を目指すが、現実はかなり厳しいようだ。 「し、して」…筒香嘉智がノースリーブ美女と「衝撃写真」 米国の野球事情に詳しい、スポーツジャーナリストの友成那智氏が語る。 「メジャー昇格は絶望的ですよ。春季キャンプで毎日ホームランを打つなど、よほどのアピールをしないと声はかからないでしょう。そもそも筒香を昇格させても使い道がない。筒香は1塁かDHで起用するしかありません。しかしジャイアンツでは、両方ともレギュラーが決まっているんです。 外野で使うという選択肢もありますが、筒香の守備力の低さを考えるとリスクが高すぎます。ジャイアンツの本拠地オラクル・パークは外野が広い。広大な守備範囲をカバーできる選手でないと務まらないんです。筒香につけ入るスキがないのが現状でしょう」 筒香は’19年オフにレイズと2年契約を結ぶも、打率1割台と振るわず戦力外に。ドジャースやレンジャーズなどのマイナーチームでプレーしたが思うような結果を残せず、独立リーグへ移籍したこともある。米国で苦しむ筒香に、日本球界では復帰を望むむきもあるようだ。 「古巣DeNAは一塁を守るソトが自由契約となったため、ポジションが空いています。DeNAで本塁打王や打点王を獲得した実績を考えれば、ぜひ戻ってきてほしいでしょう。同じ左の強打者で親交のある阿部慎之助が新監督に就任した巨人も、筒香に興味を示しているといわれます」(スポーツ紙担当記者) 秋波が送られても、筒香に日本球界へ復帰する気配はない。なぜメジャーでのプレーにこだわるのだろうか。
背景には筒香の特殊な事情がある。 「筒香は愚直な性格です。’19年オフのDeNAのファン感謝デーで『メジャーに挑戦します!』と高らかに宣言しました。筒香は自身の言葉をファンとの『約束』ととらえ、実現するまでは戻らないと考えているようです。 また渡米してからの過去4シーズンは、満足にプレーできていないという思いも強い。メジャーにいた’20年のシーズンは新型コロナの影響で試合数が減り、その後もケガで戦線を離脱するなどしていますから。1年間フルに活動し『やりとげた』という実感を得たいのでしょう。中途半端な形では日本へ戻りたくないと」(同前) 厳しすぎる現状を打開し、筒香はメジャー昇格というファンとの「約束」を果たせるか。日本で205本塁打を放った大砲が、渡米5年目のシーズンを迎える。
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