CO2削減へ!医療現場にリサイクル工場では…県内企業が取り組む「脱炭素」最前線
クリニックが支給するユニークな「健康手当」とは
ユニークな方法で脱炭素に取り組む法人も登場しています。 松山市内のこちらの病院… 星の岡心臓血管クリニック 大谷敬之院長(自転車通勤): 「健康管理と脱炭素と両方で”健康手当”を出して。それで脱炭素・健康づくりに協力しましょうと」 スタッフに自転車や徒歩を推奨して手当を支給することで、マイカーを使わないことによるCO2の削減を狙った取り組みを始めたのです。
さらに太陽光パネルや屋上の芝生化、電子カルテの導入による医療情報のペーパーレス化にも力を入れているといいます。 藤井昭医師: 「医療情報はかなり多い。1人の患者に数枚(の紙が)かかったりする。(電子カルテは)かなりの削減」 いまではスタッフにも脱炭素への意識が徐々に浸透。
藤岡紀子 看護師長: 「みんなマイボトルを持ってきて出勤するとみんなウォーターサーバーで水とかを入れたり。なので当院でペットボトルのゴミが出ることはほとんどないぐらい少ない状況」 女性スタッフ: 「お箸とかコップとか、使い捨ての物はなるべく使わないように心掛けている」 大谷院長: 「排気ガスを出さないとか、そういう取り組みはすごく大事だなと思っていたし、普段からクリニックを経営していると、いかに断熱対策をするか、節水をしていくかと疑問点が湧き上がってきて。取り組めることだけやっている」
未来を担う子どもたちに向け 20年前から続ける出前授業
去年11月。松山市内の小学校に、金城社長の姿がありました。 金城社長: 「環境問題を解決することのひとつがリサイクル。分別をみなさんがしてくれたら、ゴミが役に立つもの、価値のあるものに変わって資源になる。リサイクルできないかなということを考えながら生活してほしい」 およそ20年前から取り組んでいる、出前授業。
この日のテーマは「環境問題を知りリサイクルを行おう」です。 男子児童: 「ゴミは、リサイクルしていいものになれるというところが心に残った」 女子児童: 「分別をちゃんとして、ひとつでも環境に助かることをしていきたい」 未来を担う若い世代に向け、出前授業が続きます。 金城社長: 「子どもたちに少しでも気づいてもらいたい。今の地球環境の状況であるとか。それから、まだまだ遅くはないと。子どもが変化する、気づくことが、大人を変える、社会を変えるということにつながっていく」