（写真：南日本新聞社）

　鹿児島県は３０日、鹿屋市大浦町の飲食店が提供した弁当で食中毒が発生したと断定し、３１日から９月１日までの２日間営業停止命令を出したと発表した。 　県生活衛生課によると、２４日に鹿屋保健所管内であったスポーツ大会で、県外４チームの昼食に用意された弁当を食べた１０２人のうち、同日夕から翌朝にかけて中学生１９人と指導者１人が下痢や腹痛などの症状を訴えた。２９日に５人の便と、調理従事者の手指拭き取り１検体から黄色ブドウ球菌が検出された。患者はいずれも快方に向かっている。 　弁当にはハンバーグや唐揚げ、スパゲティ、ウインナーなどが入っていた。原因の食べ物は特定されていない。店は２８日から営業を自粛していた。県内で黄色ブドウ球菌による食中毒発生は、２０１７年６月以来。