【プレビュー】青赤のタロウがFC東京を初勝利に導くか、深紅のヨッチが神戸に2勝目を届けるか| Jリーグ
【Jリーグ・プレビュー】明治安田J1リーグは3月9日から10日にかけて第3節が開催。味の素スタジアムでは、初勝利を目指すFC東京と連敗は避けたいヴィッセル神戸が対戦する。
初勝利がほしいFC東京と連敗は避けたいヴィッセル神戸が、味の素スタジアムで顔を合わせる。開幕から2試合連続で引き分けのFC東京がホームで勝点3を積み上げるか、1勝1敗のヴィッセル神戸がアウェイで今季2勝目をつかむか、注目の一戦だ。 FC東京は、セレッソ大阪と引き分けた開幕戦に続き、ホーム開幕戦となった前節のサンフレッチェ広島戦もドロー決着。またしても勝点1のみの積み上げとなった。それでも試合内容は改善傾向にあり、キャンプから重点的に取り組んできたサイド攻撃が少しずつ機能している点は明るい材料である。 そして何より、ここまでチームの全得点を挙げている荒木遼太郎を語らずにはいられない。新加入ながらトップ下のポジションで輝きを放つ71番は、ピッチを縦横無尽に駆け回りのびのびとプレー。自然と荒木のところにボールが集まっている。 今節は開幕から3試合連続でのゴールに期待がかかるが、プロ2年目の2021シーズンでも荒木はその記録を達成しており、再現の可能性は十分に考えられる。加入3試合目、いよいよ青赤のタロウが、勝利に導くゴールを決める。 神戸は、アウェイでの開幕戦で昇格組のジュビロ磐田を下し、幸先のよいスタートを切ったと思われたが、ホーム開幕戦となった前節は柏レイソルに敗戦。開幕連勝とはならなかった。さらに汰木康也と佐々木大樹の両アタッカーが負傷交代。今節も欠場を余儀なくされる可能性が高い。 その一方でポジティブなニュースもある。開幕戦を欠場し、前節で途中出場を果たした武藤嘉紀の存在だ。昨季のリーグ制覇の立役者の一人が、古巣戦を前にしてコンディションを上げてきている。 昨季の対戦ではゴールを決めており、FC東京からすれば最も気を付けなければならない男である。今節が、Jリーグ復帰後初めて味スタに戻ってくるゲームとなる。今季もヨッチが古巣に強烈な恩返しゴールを見舞う。