祝賀イラスト

　1994～95年に放送された「機動武闘伝Gガンダム」の30周年を記念する祝賀イラストが公開され、今川泰宏総監督による新規外伝シナリオが、今夏に作品公式サイトに掲載されることが明らかになった。 　「機動武闘伝Gガンダム」は、「機動戦士ガンダム」から始まった「ガンダムシリーズ」のうち、宇宙世紀とは異なる時代を描く「オルタナティブシリーズ」の1作。4年に一度、モビルファイター（ガンダム）同士の対決で宇宙の主導権を握る国家を決める「ガンダムファイト」が開催される未来世紀を舞台に、ネオジャパンのガンダムファイター、ドモン・カッシュの戦いや成長を描いた。同じくオルタナティブシリーズ作品である95年放送の「新機動戦記ガンダムW」、96年放送の「機動新世紀ガンダムX」とともに、各作品の30周年を祝う「ガンダムGWX 30周年プロジェクト」が始動しており、今回発表された「Gガンダム」の展開がその第1弾となる。 　祝賀イラストはアニメーターの澤真平による描き下ろし。主人公のドモンと、ヒロインであるレイン・ミカムラをはじめ、チボデー・クロケット、ジョルジュ・ド・サンド、サイ・サイシー、アルゴ・ガルスキー、アレンビー・ビアズリーといった仲間のファイターたちや、彼らを導いたシュバルツ・ブルーダー、ドモンの師匠にして最大の宿敵となったマスター・アジアが、朝焼けに照らされて走り出していく姿が、後期主人公機のゴッドガンダムとともに描かれている。 　今川監督による新規外伝シナリオでは、本編のサイドストーリーや、本編のその後の物語が描かれる。「ガンダムシリーズ 45周年スペシャル配信」内で開発中のデザイン画が公開された特徴的なヘアスタイルのキャラクターも登場し、物語の重要な役割を担うという。 　今川監督からのコメント全文は以下の通り。 【今川泰宏（総監督）】 東方不敗は遥かに滅び………やり残したこと、知らんぷりしたこと………それらが頭の中で30年、暴れたくてもリングがなくて、ふて寝をする間に丸々太り、俺のこの手が真っ赤に燃えて、ついに壁を殴り破って外の世界へ！ 果たして誰のどんなファイトが始まるのやら？　ゴングが鳴るまでもうしばし！