【柔道】村尾三四郎らパリ五輪代表3選手がGS東京大会出場 鈴木桂治監督「戦う準備ができているか確認した」
全日本柔道連盟が5日、グランドスラム(GS)東京2024(12月7、8日、東京体育館)に出場する選手を発表。パリ五輪代表メンバーから男子90キロ級銀メダルの村尾三四郎(JESグループ)ら3選手が選ばれた。 この日、男子で村尾のほかにパリ大会60キロ級銅メダルの永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)、73キロ級銅メダルの橋本壮市(パーク24)の出場が発表された。 オンライン会見に出席した男子代表の鈴木桂治監督(44)は「3人とも(パリ)五輪で非常に悔しい思いもしたし、しっかり戦い抜いた選手たちだと思う。(出場の)意思確認をした時に、ここに出ないと次につながらないというわけではなく、まずは今戦う準備ができているのかを確認した。所属先の指導者の方とも話し合う中で(3人は)出場の決断をした」と経緯を説明した。 一方で、男子で金メダルを獲得した66キロ級の阿部一二三(パーク24)、81キロ級の永瀬貴規(旭化成)は欠場。このほかに100キロ超級の斉藤立(JESグループ)は先月下旬に頸椎のヘルニアのために首を手術しており、100キロ級のウルフ・アロン(パーク24)は来年6月の全日本実業団体対抗大会での競技引退を表明している。 鈴木監督は「GS東京は(来年6月のブダペスト)世界選手権の代表の選考大会でもある。今大会が終わってから、2人(阿部と永瀬)に世界選手権の出場を目指す意向があるのか確認したい。斉藤は(ケガの)状況的にGS東京後も(大会)出場はまだまだ厳しいと思う」と今後の見通しを語った。
東スポWEB