松山城天守やロープウエーなど営業再開 シンボルに活気再び(愛媛)
土砂災害の影響で12日から営業休止していた愛媛県松山市の松山城天守やロープウエー・リフトなどが31日、再開した。オープンと同時に県内外から大勢の観光客が押し寄せ、松山市のシンボルはにぎわいを取り戻した。 松山城では12日未明、天守東側の城山斜面が崩壊。市は城山への立ち入りを規制していたが、周辺の安全性確認や排水設備などの応急復旧工事を終え、営業再開を決定。四つの登城道も通行止めを解除した。 市観光・国際交流課によると31日は、午前8時半にロープウエー運行が始まる前から麓の駅舎で約50人が並び、急きょ臨時便を出して対応した。頂上の本丸広場では昼前、来場者が記念撮影したり、眼下に広がる市街地を眺めたりと思い思いに楽しんでいた。埼玉県から家族4人で訪れた会社員男性(58)は「いいタイミングで来られてよかった。天守からの眺めもよく、楽しい旅行を締めくくれそうだ」と笑顔だった。
愛媛新聞社