スケートボード女子パーク・草木ひなの選手 ケガから守ってくれる“ぬいぐるみ”と一緒に初のオリンピック出場めざす!【メダルへの道】
2024年7月26日に開会式が行われるパリオリンピックのメダル候補を紹介する「メダルへの道」。 今回はオリンピック初出場をめざすスケートボード 女子パーク草木ひなの選手(16)。 スピードを活かした「高さ」を武器に鬼気迫るパフォーマンスを行う草木選手ですが、その相棒は「ぬいぐるみ」でした。 【写真14枚】初五輪出場を目指すスケートボード女子パーク・草木ひなの選手インタビューの様子を見る
「レベルが違う」と感じた五輪の大舞台をめざす
草木選手: 出られるかなっていう恐怖もありつつ、絶対出たいなっていうワクワクもあったり 気持ちが右往左往しています そう語るのは、オリンピック初出場をめざすスケートボードの草木ひなの選手。 2024年春に高校生になったばかりの16歳です。 草木選手が専門とするのは、すり鉢状のコースを滑る「パーク」。 草木選手は、8歳の頃 母親の影響でスケートボードを始めると、なんと13歳で日本選手権優勝。 その後も優勝を重ねた草木選手はこの大会で3連覇を果たしました。 そんな注目のスケーターも前回の東京オリンピックは… 草木選手: (東京オリンピックの時は)そこまでオリンピックに出たいっていう気持ちはなかったので、レベルが違うなっていう感じで見ていました 中でも印象的だった選手は惜しくもメダルを逃した岡本碧優(みすぐ)選手だといいます。 草木選手: 両手で(板を)取りに行った時に鳥肌がすごく立って、涙も出そうになって みんなが肩車をして碧優ちゃんを「お疲れさま」みたいな…それを見た時にこういうスケーターになりたいなって あれから3年、今度は自らがその大舞台をめざす立場となりました。
草木ひなの選手 強みはスピード活かした「高さ」
そんな草木選手の強みは… 草木: 私の強みはスピードとスピードを活かした高さだと思います 圧倒的なスピードと鬼気迫るパフォーマンスからついた異名は「鬼姫」。 そのスピードが鍛えられたというのは、電車のように数人が連なって滑るトレインという遊び。前の人を追い、後ろの人から逃げる鬼ごっこ感覚で滑ります。 草木選手: 追いつかれないようにしようって思うと、どんどんスピードも出さないといけないのでスピードがすごく速くなりましたね そのスピードから繰り出される草木選手の武器が大好きな岡本選手も得意としていた「540(ファイブフォーティー)」。空中で1回転半する大技です。 草木選手: 540をやったときに自分の中では女子では結構いい高さを誇ったものがあると思うのでそこを見てほしいです
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