栄養士が勧める「ダイエットブレイク」とは…モチベーションを高め、長期的な減量を容易にする(海外)
カロリーの高いものを食べたり食事を楽しんだりするダイエットブレイクは、脳と体のリセットに役立つ。 栄養士によると、モチベーションと代謝を高め、長期にわたる減量に役立つという。 定期的なダイエットブレイクは、過度な食事制限と贅沢のサイクルに陥ることを防ぐ。 栄養士によると、減量中に順調に体重を落とすことに苦労しているなら、少なくとも2、3日、ダイエットを中断する時間を持った方がいいそうだ。 「ダイエットブレイク」を取り入れることは、カロリーカットによる副作用防止に役立つと、栄養指導を行う企業、ワーキング・アゲインスト・グラビティの栄養士、ブリタニー・ウェルナー(Brittany Werner)は述べている。 700億ドルものダイエット市場でのこのメッセージは、いわゆる「クリーン・イーティング(Clean Eating)」に失敗したように聞こえるかもしれないが、それは意思が欠いたことによるものではないことが、研究で示唆されている。長い期間に厳しく制限しすぎると反動をもたらし、危険なヨーヨーダイエットやリバウンドに陥ると研究で示唆されている。 代わりに週に数日程度、自由に食べると、精神面をリセットでき、長期的に減量を行いやすくなると、ウェルナーはBusiness Insiderに語った。 「栄養には、生活におけるあらゆるものと同じように、季節性がある」と彼女は言う。 「1年中、体重や脂肪を減らすことについて考えるのは、現実的ではない。精神的にポジティブではないし、体には休息が必要だ」 正しくダイエットブレイクを取ることで、頑張って進めた進捗を危うくすることなく、代謝を健康的に保ち、空腹感を抑えよう。
ダイエットブレイクとは
ダイエットブレイクとは、短期的に食事のルーティンを緩和し、食べるものにより柔軟性をもたせることだとウェルナーは言う。 食事制限の一時的な中断は重要なのは、減量は正しい方法で行ったとしても楽なプロセスではないからだ。 カロリー不足、つまり消費カロリーよりも少ないカロリーの食事をしていると、空腹感や疲労感を感じることがあり、食べ物の選択に気を配らなければならなくなる可能性が高い。 「少しの食事制限であっても、それは難しいものだ」と、ウェルナーは語った。 彼女によると、ダイエットブレイクは主に2つの点で有用だ。 1つ目は、食事をより楽しみ、食べているものについて考えずに済むこと。ダイエットに戻ったときにモチベーションを維持しやすくなる。2つ目は、一時期にたくさん食べることで、筋肉量を維持し、代謝を上げること。 「体が小さくなると代謝は落ち、カロリーの消費が少なくなる」と彼女は言う。 短期間で体重や筋肉量を減らすと、体が多くのエネルギーを必要としなくなるため、時間とともに減量や体重維持が難しくなる。 「思い切ったカロリーカットは、長期的には効果がない」とウェルナーは述べている。