「いずれにしても札幌開業と同時に乗り入れる」大泉潤市長―新幹線函館駅乗り入れ“あらためて”同じタイミングの考え示す 議会は『JRや国の力を借りて実現したいが…相当長い道のり』 北海道函館市
UHB 北海道文化放送
北海道函館市の大泉市長は新幹線の函館駅への乗り入れについて4月25日、自ら市議会に説明した上で、あらためて開始時期は札幌延伸と同時との考えを示しました。
「おはようございます」(函館市 大泉潤市長) 緊張した面持ちの函館市の大泉潤市長。 25日午前、函館市議会の各会派が揃う代表者会議に出席し、新幹線の函館駅乗り入れについて説明しました。 函館市は3月、160億円規模の整備費で実現可能との調査結果を公表しています。 「(Q車両費が組み込まれていないことなど、質問は?)函館駅の新幹線乗り入れについて検討していくということを説明し、関係自治体との打ち合わせをしていくということを話した」(大泉市長) 一方、JR北海道の綿貫社長は乗り入れに難色を示しています。 さらに、札幌延伸時期が延期となる見通しも。 「いずれにしても、札幌開業と同時に乗り入れるというのがある」(大泉市長)
市長の説明に議会は…。 「JR北海道や国の力を借りて何とか実現したいと考えているが、相当長い道のりだと考えている」(函館市議会 吉田崇仁議長)
新幹線をめぐる様々な思い。 25日は函館市内のホテルチェーンが、乗り入れ実現を願い、500万円を寄付しました。 今後の市議会での議論に注目が集まります。
UHB 北海道文化放送
【関連記事】
- 【新幹線 函館駅乗り入れ】なぜJR北海道は“不可能” と言うのか… 「車両費200億円が含まれていない」「当社は負担できない」「安全性に不安」
- ようやく正式発表へ 新幹線 “札幌開業” を延期 「2030年度末」を断念… 巨岩によりトンネル工事が4年遅れたことなど背景 新たな目標は示されない見通し
- 【函館市の大泉潤市長】観光の起爆剤へ "北海道新幹線"の函館駅乗り入れを目指す動き 市長自ら道庁とJR北海道を訪れ説明 「約160憶円で整備可能」
- 「小樽のロマンや小樽の歴史を感じさせる」と北海道小樽市長 北海道新幹線の札幌延伸に伴い新たに開業予定の「新小樽駅」ガラス面の駅舎デザイン案を鉄道・運輸機構に提出 市民アンケートで決定
- 新幹線 “函館駅乗り入れ”―大泉潤 函館市長「札幌延伸と同時に開業」160億円規模で実現可能との調査結果 専門家「『どんな街をつくりたいのか』行政手腕問われる」