<アグレッシブ・’21センバツ東海大甲府>第3部 選手紹介/9止 /山梨
◇活躍して父超えたい 国政来斗左翼手(2年) 1999年のセンバツに出場した神戸弘陵(兵庫)のメンバーだった父和徳さんの後を追うように野球を始めた。自身も今回のセンバツで背番号を勝ち取り、「甲子園で活躍し、父を超えたい」と思いを語る。 昨年の秋季大会は代打や外野手として3試合に出場。関東大会初戦の細田学園戦では2打席に立ったが、内野ゴロと三振に終わった。「このままではチームの役に立てない」。危機感を募らせ、1日500回だったスイングを800~1000回に増やした。「今度はチームに貢献する一打を放ちたい」と意気込みを見せる。 ◇磨いた変化球で貢献 山口優星投手(1年) 制球力が持ち味のサイドスロー右腕。秋季大会では中継ぎや抑えとして起用され、8試合中3試合でマウンドに立った。県大会2回戦と決勝では1イニングをきっちり抑え、役割を果たした。 小学4年から投手一筋。130キロ前後の直球にスライダーを織り交ぜる投球スタイルだが、今冬はチェンジアップを磨き、球種を増やした。10日にあった練習試合では打者の手元で沈むようなチェンジアップを披露し、チームの勝利に貢献。 「センバツでは次の投手や打者に良い形でつなげられるよう、気合の入った投球をしたい」と話す。=おわり