書道甲子園優勝奪還へ「昇龍」のごとく 松本蟻ケ崎高校書道部が書き納め、来年の「辰」にちなみ大書
松本市の松本蟻ケ崎高校書道部(第26回信毎選賞)は29日、今年の活動を締めくくる「書き納め」をした。2024年の干支(えと)「辰(たつ)」にちなみ、縦4メートル、横6メートルほどある紙の周囲を竜が勢いよく昇る様子を表現し、「昇龍」と行書体で大書。新年が上り調子で迎えられるように願った。 【写真を拡大】縦4メートル、横6メートルほどの紙に竜が勢いよく昇る様子を表現。作品を上から捉えた写真
この日は1年生7人、2年生18人が書道パフォーマンスに挑戦。昇龍と書き込んだ文字と合わせて、22年まで3連覇した全国大会「書道パフォーマンス甲子園」の優勝奪還への決意も込めた。
新型コロナウイルスの影響で減っていたパフォーマンスの依頼が元に戻り、今年は過去最多の80件ほど。コロナ前の約1・5倍をこなした。パフォーマンス部長で2年の清水苺花(いちか)さん(16)は新たな年に向け、「限られた時間を大切にして、しっかりと書に励みたい」。部員たちは1月2日、松本城でのパフォーマンスから活動を再開する。