【陸上】男子は相澤晃、田澤廉、伊藤達彦の日本歴代1~3位が集結!女子は廣中璃梨佳が五輪即時内定に挑戦、五島、木村らも登録/日本選手権10000m
日本陸連は11月24日、パリ五輪代表選考会を兼ねて行われる第107回日本選手権10000m(12月10日/国立競技場)のエントリー選手を発表した。参加標準記録(男子27分00秒00/女子30分40秒00)を突破して優勝した選手がパリ五輪代表に内定する。 日本選手権10000mエントリー選手をチェック! 男子は11月17日に前回王者の相澤晃(旭化成)。ブダペスト世界選手権5000m代表の塩尻和也、同東京五輪代表の松枝博輝(ともに富士通)は発表済み。 そこに加えて、世界選手権2大会連続出場中の田澤廉(トヨタ自動車)、21年東京五輪、22年オレゴン世界選手権代表の伊藤達彦(Honda)が名を連ねた。日本歴代1~3位が一堂に会するレースとなる。 田澤は3月に米国のThe TENに出場したのを皮切りに、これが今年7本目の10000mレース。初の五輪代表に向けて、アジア大会では「記録にチャレンジする」と意気込みを語っていた。伊藤は、今季は5000mを中心にスピード強化を図り、10000mはThe TEN以来となる。 このほか、6月の日本選手権5000m3位の清水歓太(SUBARU)、トラック、ロードで好記録を連発している太田智樹(トヨタ自動車)らが登録。5000mで日本選手権優勝実績のある服部弾馬(NTT西日本)、アジア大会マラソン6位の池田耀平(Kao)の走りにも注目が集まりそうだ。 女子ではブダペスト世界選手権で7位入賞を果たした廣中璃梨佳(日本郵政グループ)が登録した。世界選手権入賞者として、今大会で五輪参加標準記録を突破すれば、順位にかかわらずその時点で代表に即時内定する。 シーズン序盤はアキレス腱の痛みなどもあって苦しい時期があったが、ブダペストの後も9月末のアジア大会で銀メダルを獲得するなど復調。11月26日に全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)を経て臨むスケジュールだが、2大会連続の五輪を決めることができるか。 11月14日に加世田梨花(ダイハツ)らのエントリーが発表されているが、それに加えて世界選手権2大会連続出場の五島莉乃(資生堂)、木村友香(積水化学)らがエントリーした。 トラックで好調の樺沢和佳奈(三井住友海上)、ワールドユニバーシティゲームズ5000m銅メダルの山﨑りさ(日体大)ら学生4人が登録し、実業団勢に挑む。 3年前の2020年も、東京五輪代表選考会として12月上旬に日本選手権が開催(この時は5000m、3000m障害も含む)。男子は相澤、伊藤がともに五輪参加標準記録を突破する日本新(27分18秒75、27分25秒73)をマークし、優勝した相澤が代表に内定した。 女子は新谷仁美(積水化学)が30分20秒44の日本新をマークして代表内定と、歴史的一戦となった。 その再現はなるか。レースは女子が16時03分、男子が16時43分にスタートする。 レースの模様はNHK BSで生中継される予定。観戦チケットは日本陸連サイトにて販売中だ。 ※本文に誤りがあり修正しました。
月陸編集部