2024年のポイ活でやるべきことは?節約のプロがVポイント活用術をレクチャー
2024年はポイント市場が例年以上に活況な1年でした。各社が新しい施策やキャンペーンを発表し、「使わなければもったいない!」という気運が高まっています。特に注目を集めたのが、4月にTポイントと統合して生まれ変わったVポイントです。 ◆【画像7枚】Vポイントのお得な活用術を画像でチェック! 2024年11月14日に開催されたVポイントのメディアラウンドテーブルでは、この1年の振り返りとVポイントの賢い活用術に関するレクチャーが行われました。どんな場所で使えて何が便利なのか、内容をレポートします。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【Vポイントの活用術】2024年のポイ活トピックを振り返る
まずは、2024年のポイ活トピックを振り返りましょう。 まずはなんといっても、Tポイントと旧Vポイントを統合した新Vポイントの誕生です。メディアでの露出も多く、印象に残っている方も多いでしょう。お得なキャンペーンも矢継ぎ早に発表され、ポイ活勢の間でもしばしば話題にのぼりました。 他社のポイントサービスでも、dポイントのAmazonとの業務提携やPontaポイントの有料サービス「Pontaパス」のリニューアルなど、ユーザーにとってうれしい動きが多数ありました。12月には楽天ポイントの決済アプリとの統合なども控えています。 Vポイントを運営するCCCMKホールディングス株式会社のコミュニケーションデザインGroup・グループリーダーの鵜飼啓介氏は「物価高による節約意識の高まりでポイ活のニーズが高まった」と市場を分析します。 「Vポイントはメディアが主催している2024年のトレンド番付にもランクインしており、ポイ活市場の中心にいたと自負している」とした一方、「使える場所や使い方については、ユーザーの理解促進が進んでいない」という課題もあると語りました。
【Vポイントの活用術】まずは知っておきたい基礎知識
Vポイントについて、まず知っておきたいのは、どこで貯まるかということです。実はVポイントは4月のローンチタイミングからさらに提携先を拡大しています。2024年11月時点で提携先は大手チェーンを中心に約16万店舗、加えてVisaに対応する約1億店舗(国外含む)でもポイントを貯めることができます。 また、貯め方にも変化があります。従来のTポイントは「ポイントカードの提示」で貯めて、そのあとは別の方法で「決済」する必要がありましたが、新Vポイントは三井住友カードによる決済でもVポイントが貯まるようになりました。すなわち、「ポイントカードの提示」と「決済」で二重取りができるのです。 この三井住友カードによる決済で鵜飼氏が特におすすめするのは、「スマホのタッチ決済」です。なぜなら、一部店舗ではスマホのタッチ決済限定で最大7%還元になるためです。対象店舗はセブン-イレブンやローソン、マクドナルド、サイゼリヤなど日常使いする大手チェーンで構成されており、Vポイントを使うべき大きな理由となっています。 鵜飼氏がよくある間違いとして注意を促したのは、支払い方法によって還元率が異なるということです。決済方法による特約店の還元率は以下となっています。 ・スマホのタッチ決済/Visa加盟店:0.5%~、Visa加盟店(7%特約店):7.0%~ ・カード現物によるタッチ決済/Visa加盟店:0.5%~、Visa加盟店(7%特約店):5.0%~ ・カード差し込み/Visa加盟店:0.5%~、Visa加盟店(7%特約店):0.5%~ 得しているつもりが、条件を満たしていないという場合は結構ありそうなので、もしすでに利用している人は改めてチェックしておきましょう。