金融機関で勤務歴あっても被害…SNSで知り合い投資詐欺に 約3千万円騙し取られる 被害者が明かす手口
ところが…。 被害に遭った男性: 「海外なので利率も高いということで、最低金額(1500万円枠)を申し込んだところ『その契約がいっぱいで、高額の、ワンランク上(2500万円枠)になりました』という案内が来て。『そんなのは聞いていない』と先方に送ったんですけど、『今から解約はできません。もしお金が入らなければ、全ての資金を凍結します』みたいな案内が来て、凍結されたら困るという不安の方が大きいですよね。なんとか資金をかき集めて入れてしまった」 既に2000万円近く振り込んだ資金が凍結されてしまうと不安を煽られ、さらに振り込んでしまった男性。結局2カ月足らずで約3000万円が消えていました。 被害に遭った男性: 「税金のような名目で払わされて、『審査があります』みたいなことでさらにお金を要求されたので、これは明らかにおかしいと思って警察に相談しました」 岐阜県警によると、こうしたSNSを悪用した投資詐欺は40代から60代が被害の中心で、2023年の1年間で13億8700万円の被害が確認されています。
被害に遭った男性: 「本当に冷静になって振り返れば、振り込みする時に投資会社の口座に振り込むのが普通だと思うんですけれども、今思えば全部個人名義の口座だったので、普通の会社ではありえない。眠れない日々が何日か続きました。不安に感じたら、すぐ警察に相談された方がいいと思います」 警察は、SNSは知らない人からのメッセージが届かないように設定し、面識ない人からの投資話は詐欺を疑って家族や警察に相談するように呼び掛けています。