ヨビノリたくみ「それが楽しいならOK!」「ただ…」高校生の質問「微積分を使って物理をするのはあり!?」に回答
登録者数100万人超の教育系YouTuber・ヨビノリたくみさんがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! ヨビノリLOCKS!」。毎週金曜日に、受験生のための特別授業を開講しています。12月15日(金)の放送では、「微積分を使って物理をするのはあり!?」という高校生の質問に回答しました。
――リスナーの質問
高校物理についての質問です。高校生のうちから微積分を使って物理をするのはありですか? またお勧めできますか? 今、僕は微積を使いながら解いているのですが、学校の先生には反対されています。(17歳)
――微積分を使って物理をするのはあり!?
これは、キレイごとだけ言えば“全然あり”です。どんどん自分の好きなものを、赴くままにやってみましょう! っていうのがいいと思うんですけど……。 大学受験というゴールが明確にあるのが、高校生活の難点ではあるんですよね。微積分を使って物理を……本質的ですごくかっこいいんですけどね。僕が受験問題を見ていても、微積分を使ったら多少得することはあるよなと思います。 ただ、入試問題を作っているのは3つぐらいの大学……東大、京大、東工大ぐらいかなと思うので、それ以外だったらおすすめは別にしないですね。なぜなら、大学受験は物理以外も科目があるんですよ。総合格闘技みたいなものなんですよね。1つだけやってもなかなか難しいし、高校物理は微積を使わなくてもいいように本当にうまくできているんですよ。 こう言われても、「俺は微積を使って物理をするんだ! それが楽しいんだ!」と思うなら、本当にそれはOK! もう止めないです! 学校の先生に反対されても、僕に反対されてもやっていくのが正解かなと思うんですけど……一応僕のアドバイスは、「高校物理は使わなくても楽しめる! 他の勉強も一緒に頑張る!」が僕の答えです。 こんなことを踏まえながら、黒板のメッセージを書いていきたいと思います。
――今回のキーワード『π』
シンプルで深いメッセージにしました! 『π』(笑)。 最短メッセージですけど、これはもちろん円周率を表しています。円周率は無理数で終わりのない小数点以下が続きますけど、物理学もなかなか終わりがないんですよ。なので、そんなことを意識しながら勉強してもらえたらいい選択ができるかなと思って、深い意味を込めて書かせていただきました!