宮崎串間市では、22日の大雨の影響でＪＲ日南線の築堤が崩れ落ち、住宅に土砂が流れ込む被害が出ました。住人は間一髪のところで難を逃れました。 土砂崩れが起きたのは、串間市奈留にある住宅の裏山です。 大雨が降った10月22日夕方、住人がトイレから出た直後、裏山を走るＪＲ日南線の線路の築堤が崩れ落ち、トイレに土砂が流れ込みました。 土砂は風呂場や納屋にも流れ込んでいて住宅の基礎がずれていました。 （住人は） 「トイレを出てそこまで来たら雷かなドーンと音だった」 「トイレの入り口のドアがこちらの方に出てきたから、いけないと思ってはだしで隣に行ったんですよ」 「その時は全身が震えて下に行った時は言葉も出ないくらい」 「よかったと今は思うんですよ。一瞬のことだった。トイレから出て。」 住人は2人暮らしで、現在は親戚の家に避難しているということです。 ＪＲ九州では、23日から流れ込んだ土砂の撤去にあたっています。 ＪＲ日南線は、複数の箇所で大雨による被害が出ていて復旧のめどは立っていません。