どうして…。20代で引退した日本の超才能（3）かつては久保や冨安と共闘も…。25歳で終えた天才パサー
若くして才能を評価された選手でも、長くキャリアを続けられるとは限らない。ケガやプレッシャーなど、様々な理由でプロとしてのキャリアを早期に終えた選手もいる。今回は、20代でスパイクを脱いだ才能ある日本人選手たちをピックアップして紹介する。成績は『transfermarkt』を参照。
MF：市丸瑞希 生年月日：1997年5月8日 主な在籍クラブ：ガンバ大阪、FC岐阜、FC琉球 ガンバ大阪の育成組織で育った市丸瑞希は、優れたパスセンスに加え、視野の広さとゲームをコントロールする能力も高く評価されていたMFで、「遠藤保仁の後継者」と期待される選手だった。 2016年にトップチーム昇格を果たした市丸が注目を集めたのは、2017年のFIFA U-20ワールドカップだった。堂安律や久保建英、冨安健洋といった現日本代表の選手たちがいたチームでボランチを務め、U-20イタリア代表戦ではアシストも記録。将来を大いに期待されていた。 しかし、ガンバ大阪では出場機会に恵まれなかった。2019シーズンはFC岐阜へ、2020シーズンはFC琉球にそれぞれ期限付き移籍したものの目立った活躍はできず。2021年にはFC琉球に完全移籍したが、やはりパフォーマンスが上がらず、同年に契約満了となりプロとしてのキャリアに終止符を打つこととなった。 翌2022年は関東1部リーグのVONDS市原FCに加入したが、2023年2月に現役引退が発表された。その後、兵庫県社会人リーグ2部のFC SONHO 川西というクラブで選手兼U-12監督を務めているとのこと。新たなキャリアとして、次世代の育成に携わり、指導者としての道を歩み始めている。
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