パス・サッカーで「強い川崎」は復活できるのか(1)鹿島に狙われた「絶対王者」の看板プレー、現在のJリーグ上位は「カウンタープレス型」が主流
■時代の変化「パス・サッカーには苦難の時代」
では、どうして、今は川崎のパスがカットできるようになったのだろうか? 川崎の鬼木達監督は、うまくいかない試合が多い今シーズンも「自分たちのサッカーを貫く」ことを大事にしており、川崎の看板である「パス・サッカー」にこだわりを見せている。 昨年、J1リーグで優勝したヴィッセル神戸にしても、今シーズン、その神戸と優勝を争っているサンフレッチェ広島にしても、ポゼッション重視よりもハイプレスからのカウンターを狙うスタイルのチームだ。 川崎が全盛期だった頃と打って変わって、現在のJリーグでは、そうした「カウンタープレス」型のチームが上位を占めている。明らかに、時代は変わっているのだ。 現在、ポゼッションにこだわって「パス・サッカー」を追及しているのは川崎と、先日、YBCルヴァンカップで準優勝したアルビレックス新潟が双璧。だが、新潟はルヴァンカップでは決勝戦でカウンター型の名古屋グランパス相手に互角の勝負を挑んで3対3の引き分けに持ち込むことに成功したものの(PK戦で敗れる)、リーグ戦では16位と低迷している。 「パス・サッカー」を追求するチームにとっては、“苦難の時代”のようである。
後藤健生
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