片岡尚之、首位浮上「いいパットが決められた」…長髪は「ちょんまげにしたくて」
◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 第2日(29日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70) 2位から出た片岡尚之(26)=CS technologies=が65で首位に浮上し、通算9アンダーで昨季賞金王の中島啓太(24)=フリー=と並んだ。 * * * 肩にかかるほど伸びた長髪をなびかせトップに躍り出た。片岡が6バーディー、1ボギーの65をマーク。12番では残り20ヤードのラフから58度ウェッジでのチップインバーディーで観客を沸かせた。現在伸ばしている髪を「ちょんまげにしたくて」と笑った。 小技が光った。2020―21年シーズンに平均パット1・7349で1位、昨年も同2位の巧者は、この日も「いいパットが決められた」と前半からスコアを伸ばした。2日目の最少スコアで存在感を示した。 ともにトップで並び、1番ではイーグルも決めた中島に対して「(飛距離、ショットの球質、パターの精度などが)去年よりレベルアップしている」とライバル視。同組で回り「緊張せずに回れたのはたぶん中島選手のおかげ」と相手の好プレーを力に変えた。 堂々のV争いには「相手が相手なので」と笑みを浮かべて謙遜した。それでも、「明日も一打一打集中してやって、最終日の最後の方で争っていれば」と本音ものぞかせた。初のメジャー王者を虎視たんたんと狙う。(浅岡 諒祐)
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